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2006年7月24日 (月)

西表島・由布島・小浜島・嘉屋真島・黒島

  お待たせしました(って待ってない?)!さーちー夏休み特別長編です。
 さーちーも会社から早めの夏休みをもらって、再び八重山諸島(西表島・由布島・小浜島・嘉屋真島・黒島)に行って来ました。ちゅどーん。今回は沖縄うんちく満載ですよん。

 八重山諸島への旅はまず石垣島に飛んで、そこの「離島桟橋」から各島へ船で行くことになります(その他の島へは飛行機は飛んでいない。)。 Photo_58

 船は、「八重山観光(通称「ヤエカン」)と「安栄観光(通称「アンエイ)」の2種類が、同じ桟橋から各島へ交互に出ています。値段は同じだけど、さーちーが乗った限りでは、ヤエカンの方が下の船室の冷房が効いてて、キレイ。でも、アンエイの方が利便性の高い時間帯に運行しているかな。時刻表は2か月ごとに新しいものが、桟橋の各会社の事務所で配布されています~。

【小浜島】
 さて、まず第1の目的地は小浜島。離島桟橋の脇のお店で揚げたての天ぷら(カジキみたいでしたが、味はチキンぽい。)をつまみに買って、乗船です。

Photo_60  ちなみに、沖縄の天ぷらって、天つゆじゃなくて、ウェスタンソース(唐辛子粉を入れたりする。)かけて食べるって知ってました?天ぷら自体も、内地のものと異なり、具に対して衣が3倍くらいあって、アメリカンドッグみたいな感じ?です。 

 天ぷら食べてるうちに30分で小浜島に到着。台風4号が過ぎてから2日間が経過してても、海は風が強かったです。  Photo_61

 小浜島は本当に素朴な島です。小浜島はNHKの連ドラ「ちゅらさん」の舞台になったところで、島の一部には高級リゾート化された建物が立っているところもありますが、基本的には島の真ん中に島んちゅが住んでる「集落」(島中で3件しかない商店がある。)があって、あとはさとうきび畑と野原です。そこかしこの道に、やぎやら牛やらが放し飼い(?一応首に縄はついてるけど・・)になってます。

 島は7平方キロメートルしかないけど、そうは言っても歩いて回るのはとても無理なので、バイク(原付ね)野郎になって、島一周しました。
  Photo_62

 Photo_63 ←これは集落からリゾート区域方面へつながるシュガーロード。

←島で一番高い場所が標高約90メートルの大岳(ウフダケ)からの風景。周りの島々が360度のパノラマで見渡せます。 

Photo_64 Photo_65 ← もちろん、ちゅらさんファンにはたまらない(って、実はさーちーはちゅさらんを見ていないので分からないのですが・・すいません。後から見ます。)ちゅらさんの家や、主人公が恋人と別れる港や結婚を誓った岬なんぞを巡ってきました(そうです、分からなくてもミーハーに回ってしまいました)。

 ところで、集落の民宿に泊まっていると、不思議な光景に気づきました。夜な夜な、黒い和服を来て、手に芭蕉の扇子と土瓶(?)みたいな物をもったおじい達が、どこかに向かって集まっていく・・。
 なんでも、来週あたりに「豊年祭」というお祭りがあるそうで、その準備らしい。ただ、このお祭りは門外不出で、この島出身の人間しか参加できず、お祭り期間中は観光客が集落に入ったり、泊まったりすることができなくなるそうです。あと、なぜか豊年祭の前の期間は、三線演奏禁止でした(何も知らないさーちーは宿に置いてあった三線をいじったらダメと言われた。)。意味は不明です。お祭りの内容は謎に包まれているそうです。うーん、島の生活の不思議を感じます。
 
【嘉弥真島】
 2日目は、小浜島から、嘉弥真島(やかまじま)にシュノーケリングツアーに行って来ました(実はさーちーはシュノーケラーなのだ。←って威張ってみても、シュノーケラーを名乗るのに何のライセンスもいらないんだけど・・。)。
 しかし、実はこの嘉弥真島、現地では「無人島」とされていました!。Photo_66
  

 ←証拠!

ただ、さーちーの持っている島案内本では、一応有人島48の1つとしてカウントされています。で、調査(?)してみると、夏の間はツアー案内のお姉ちゃん方(沖縄風にいうと「ねーねー」です)が寝泊まりしているけれど、冬になると、客が来なくなるので、お姉ちゃん達も退散して、無人島になるそうです。うーん、さーちーの野望的には、「有人離島制覇計画」対象に含まれないのではということが気になりつつも、結局当初目標に入っていたということで、初心貫徹で行ってきた次第です。

 Photo_69         

人がいないので、 じゃあ、何がいるかっていうと、嘉弥間島はラビットアイランドとも呼ばれていて、野生化した兎が数百頭いるとのことです。餌のために寄ってくるウサギを何頭か見ましたよ。  Photo_68        Photo_67

 ←あと、全長20センチくらいの巨大やどかり!がいました。
 

 海では、とっても綺麗なお魚と遊んできました(水中の写真がないので、アップできないのが残念)。餌付けされていて、さーちーにみんな突進してきましたよ。ちなみに、あまりカラフルでない魚に人差し指をカプッとされました。まじ痛かったです。跡が付きました(さーちーの指を魚肉ソーセージと思ったらしい。)。

【西表島】
 3日目は、小浜島からの直行便30分で西表島(いりおもて)に乗り込みました。西表島には港が西と東に2つあるのだけど、小浜島からだと東側にしか着かないので要注意です(間違って着いてしまっていたお客さんがいました。)。
 西表島は沖縄本島に次いで、沖縄で2番目に大きな島です。西表島は平地の部分が少ないです。ほとんどが誰も入り込んでいない山と川です。比較的平坦な他の沖縄の島とはひと味趣が違います。有名な島の割には、観光地化されていません(10年ぶりに西表島に来たという同乗したおじさんは、「しゃれた店が増えて驚いた」と言っていたけど、おじさん、そんなにありませんよ・・)。

 島の東側では、まず、遊覧船に乗って、仲間川に行きましたよ。マングローブの森(ヒルギの木の群の総称)の間を上っていって、日本最大の「サシマスオウノキ」を見てきました(「先島」は、八重山諸島や宮古島等の総称です)。
  Photo_70  

Photo_87  ← 根が板状になっているのは、雨が多いこの地方で、栄養のある土が流れちゃわないように、自分の根で堰き止める役割があるんだって(確かに根と根の間に水や泥がたまっていた。)。

 さて、道路は基本的に西と東を海岸沿いに走る一本しかありません。さーちーは今度はレンタカーで、西表島のこの一本道を走破しました(というか、これまたそれ以外に交通手段はほとんどない。)。
 西表島といえば、西表山猫(イリオモテヤマネコ)が有名ですが、現在せいぜい100頭が生存しているだけということで、結構、交通事故に遭ったりもしているようです。道路にはひたすら300メートルおきくらいに山猫注意の看板が出ていました。
 Photo_72

 あれだけ広い島に100頭くらいしかいないにもかかわらず、なんで良く道に出てくるのかは謎です・・。

【由布島】
  そして、西表を東から西に行く途中で、車を降りて、これまた有名な「由布島(ゆぶじま)」に行きました。牛さんで10分くらい、島まで渡るのです。のどかでいいよ~。
  Photo_73

Photo_74
 牛さんは、水牛です(だから水は得意)。二頭アダムとイブのような牛がいて、今、数十頭いる牛は全部、この牛の子孫だそうです(そして、この間行った竹富島の牛も、ここの牛がベテランになってから行った牛らしい。)。

 島は全体が熱帯植物園になっていて楽園っぽくなっています。この楽園は、戦後、島の住民が全員移動してしまった後、一人のおじいが一人で頑張って作ったそうです(ただ、今は「株式会社由布島」ですって)。正治おじい、偉い! Photo_76

Photo_75

 ただし、もう、このころはひたすら快晴でさーちーは暑くて死にそうでした。

←働いた後の水牛もこの有様。
 

 でも、この島は有人島なので、さーちーの野望、またまた達成です。

 4日目は、西表島から、「バラス島」にまたまたシュノーケリングに行きました。でもこのバラス島は、れっきとした無人島(ってわけで制覇計画上はノーカン)。
 バラス島は、さんごの死骸(化石?)が積み上がってできた小さな島です。 

Photo_77

 縦100メートルくらいはあるのかな。ツアーのおじさんは、潮の流れで自然にできた島だと言っているけど、こんな風に突然さんごが積み上がるもの~?いかにも不自然~と疑い深いさーちーは思うのでした。

 Photo_86って、まあそんなことはどっちでもいいんだけど、少なくとも西表島とバラス島の間で降ろしてもらった所は、とっても良いダイビングスポット。さんごの種類が豊富で(テーブルサンゴとか豊富。ピンクや青や黄色のサンゴって本当にあるんですね。)、魚がとっても綺麗でしたよ。

 ↑西表の海の色も素晴らしい~。

 西表レジャーのお勧めは、海のほか、ジャングルの中の川上り。さーちーの乗り物シリーズ第4弾?はカヌーです。ピナイサーラの滝を見てきました。油断するとすぐ微妙に蛇行しちゃいます。

Photo_80Photo_78


 カヌーを降りて、ピナイサーラの滝へとトレッキングしている間に、数々の珍しい動物・植物と遭遇。

Photo_81  まずはヤエヤマハブを見ました。ちっちゃいです。卵抱いていました。ガイドさんによれば、でっかい沖縄本島のハブに比べれば、大人しく、毒性も弱いそうです。噛まれても、後遺症が残る程度で済むそうです(←って、それって「程度で」とかいっていいのだろうか・・?)。

Photo_82
 ・・・・・・・・・ヤエヤマゴキブリです。これは子供ですが、日本最大のゴキブリなんだそうです。
さーちーびびって、カメラが近づけず、望遠で取ったのでピンぼけしてます。

 ちなみに、西表の動物といえば、その日の夜ご飯を食べた後、夜中ハブにおびえながら散歩していたところ、夜に民家の近くで「猫」を見ました。間違いなく、「イリオモテ」の「ネコ」です。ということは・・、「ヤマネコ」でないとも言い切れないでしょ~!

【黒島】
 最終日(5日目)は、西表から石垣島に帰って、すぐに黒島に渡りました(船で30分)。
Photo_83 Photo_84  

黒島は、牛の島です。人間の10倍牛がいるそうです(人間は200人くらいらしい)。

 他の島とちょっと違って珍しいのが、沖縄の島の風景としてはサトウキビ畑が一般的なのですが、代わりにひたすらずっと平らな牧草地が続いているところです。ちょっと北海道っぽい。
 
Photo_85

黒島のメインの海岸である仲本海岸は、海岸線が長く広い海岸で、かつ、めちゃめちゃきれいな遠浅になっています。満潮時で、ひざくらいの深さで300メートル(さーちー主観)くらい続いています。上からみると、嗚呼、絶景かな~。

 またまたシュノーケリングしました。のんびりしたところで、気持ちよかったです(海岸には、木の小屋の売店が1軒あるだけで、後は、公共用トイレ・水シャワーがあるだけですが、この売店でシュノーケルセットも貸してくれます。)。でも、魚はまあまあいましたが、浅過ぎるからか、あまりサンゴはありませんでした。ビーチとしてのキレイさと、海の中のキレイさはイコールではないようです。

 帰りは、石垣島の「只喜」で、うなぎととんかつ食べてから、夕方の飛行機で帰りました(「やまもと」の焼き肉は食べるには時間が足りなかった・・涙)。

 まだまだ、八重山諸島の中に行っていないところが残されていますが、これで、新たに、小浜島、西表島、由布島、黒島、嘉弥真島の5島を制覇です。

           何はともあれ、さーちーの野望達成まで、あと33島!

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2006年7月 8日 (土)

古宇利島・屋我地島

 台風3号接近中、風速30メートル超の強風域(まだ雨は降っていないけど、外から聞こえる風の音はすごい~)の沖縄から、久しぶりのさーちーです。

 台風の中でも、島巡りは欠かせません!・・と言いたいところですが、実は今日ではなく、先日訪ねた「古宇利島・屋我地島」の事後的(←なかなかアップできなかったのよ。)アップです~。
Photo_51 Photo_52  この2つの島(両方併せて面積約10キロ平方メートル、人口約1300人)は、沖縄本島の北西側にあり、本島と屋我地島は屋我地大橋でつながり、屋我地島とそのさらに西の古宇利島は、2005年2月に開通した古宇利大橋で、つながっています。

Photo_53 ← 古宇利大橋は、見事にまっすぐの橋です。屋我地島からドライブしていくと、橋中央に向かって下った後、古宇利島側の端へ向けてまっすぐな登り坂になっているため(その後、また下る。)、両側は青い海、正面は青い空で区別がつかず、なんだか空に向かってテイクオフして飛んでいくような感じです!
 なんでも、通行料不要の橋としては、日本一の長さ(1960m)らしいです~。
 

 いずれの島にも、(相変わらず)サトウキビ畑(正確にいうと畑か野生かは未確認)がいっぱい・・(それ以外には、お店も少ない・・。)。

 当日は、超晴天!古宇利大橋の影響で地元の人気ドライブ・コースとなっているらしく、古宇利島のビーチ(砂はあまり細かくなくて、足が痛かった・・)は、カップルや若者仲間同士が泳いでました。

  帰りは、時間が余ったので、ついでに、本島の最北端の辺戸岬までドライブ。
 ちなみに、北部は、「やんばる」とも呼ばれている地域で、あの有名な天然記念物「ヤンバルクイナ」の生息地。ほら、辺戸岬からも山の上に1羽見えました!Photo_55
   

   ←ってこんなに大きくてどうする!

    ・・ベタで済みません(謝りさーちー)。
   これはヤンバルクイナ展望台ですね、はい。
   それにしても、「生」ヤンバルクイナは、現在約2000羽弱しか存在しない絶滅危惧種なのですが、交通事故で轢かれて死亡という悲しいニュースが、ときどき新聞の社会欄(かなり大きいスペース割いて・・)に載っています・・。
    最後に、岬の売店で「ミルクぜんざい」(かき氷です。こちらではよくありますが、下に白玉や大粒の豆入りのさらっとしたおぜんざいが、上にコンデンスミルクがかかってます。)、食べたら素朴でうまかったですっ。

     というわけで、これで9,10島目制覇。  さーちーの野望達成まであと38島!

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