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2006年11月25日 (土)

人は100年、島は4800万年【北大東島】

  帰ってきました、さーちーです。

  やられました、さすが本格派(←島に本格派とそうでないのがあるのか?)。AU携帯は通じませんでした(Docomoは鉄塔まで立ってて使えるのに・・!一説によると、某議員の影響により建ったものとか。)。ということで、リアルタイムレポートはできませんでしたが、相変わらずあふれるウンチクをゲットしてきましたので、事後的ご報告です(笑)。

  まずはタイトルの説明。鶴亀のようですが(笑)、寿命ではありません。 

 大東島は、はるか遠くパプア・ニューギニアの方で約4800万年前に誕生し、その後ゆっくりとフィリピン・プレートに乗って移動してきて、現在の位置に至ったそうです。今でも年間5~7センチ移動しているとか。沖縄まで約380キロだから、100年で約5~7メートル、10万年で5~7キロメートル、ってことは~・・60~80万年で沖縄本島と衝突してしまうーー!!!・・ってだいぶ遠い話か。

  一方、ロシア船に初めて視認されて以来、大東島の初入植者「玉置半右衛門」が開拓を始めたのが1903年人が住み始めて、まだ103年なのです(実は島民に土地の所有権が認められたのはもっと最近の1964年)。日本の中でもかなりの新規開拓地です。そこには、どんな苦労があったのか・・、うーん気になる~!

 ってそんなウンチクを仕入れたところで(笑)、まずは、那覇から南大東へRAC(琉球エアコミューター)で1時間5分それから乗り換えて、さらに北大東島まで約10分です。
 Photo_196          というのも、飛行機は、片道1日1本しかなくて、金・土・日・月は、那覇→北大東島→南大東島→那覇の順に、残りの曜日が、那覇→南大東→北大東→那覇という逆回りなので、今回のように木曜日から両方の島を回ろうと思うと、先に北大東に行っておかないとなのです。うーん、不便すぎる(ちなみに、那覇からは両方の島への船もあるけど、15時間も乗るので、もちろんさーちー的には無理・・。)。

 飛行機はもちろんプロペラ機39人乗りです(6年くらい前までは10人乗りしか飛んでなかったらしい)。他の島に行ったときは、カップルとか若いお客さんが一緒のときが多かったのですが、今回の同乗者の方々を見渡すと、年齢層高めの男性、しかも単身の方が多い!一眼レフカメラで飛行機内から写真を撮っている白髪混じりの初老の男性や、普通のバックパッカーっぽくないジャック・ウルフスキンのリュックとキリっとしたメガネの40台くらいの男性、さーちーと同じ「島巡り」本を熟読中の30台くらいの男性・・。みんな、

 「いつかは、あの大東島へ!

 と長年思っていた夢を、ついに果たしに来たのでしょうか。どこからも離れた絶海の孤島、大東島にはそんなロマンを感じさせるものがあります。

 という想像(妄想?)をしつつ、これらの冒険者達と共に上陸した北大東島空港

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小学校の校庭よりも狭い飛行機の発着所のすぐ脇から、すぐに島の文字通りのウリである「さとうきび畑」が広がっています。
  どこまでも続くさとうきび畑を見ながら、早速、島内観光へレッツゴー・・♪と思ったらでした(笑)。しかも、夜になるにつけ、雷雨(涙)。・・でも、最近大東島は干魃に苦しんでいて、主要産業のさとうきびの成長も遅れていたとのことなので、島にとっては恵みの雨だったようです。

 辛うじて、島内の主要集落内のお散歩したところ、以下のとおり。

Photo_201 Photo_202 ←北大東村役場。超新築。

←郵便ポストの上には、島の天然記念物ダイトウオオコウモリが展示されていました。

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←北大東中学。島には中学までしかなくて、島の子は、高校進学するために皆那覇で一人暮らしするそう。親御さんも大変・・。

宿泊先は、島の花である「ハマユウ」(ハマオモト)の名前をとった「ハマユウ荘」さん。

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←ハマユウPhoto_206 ↓ハマユウ荘中庭。コンクリの打ちっ放しの建物ですが、センスが良くて、部屋も広くて快適でした。

Photo_205 ←宿の晩御飯は、大東島名物、「大東寿司」でした(マグロやサワラを砂糖醤油に漬けたものです。見た目の想像どおりのまったりした味がしました~。 

 北大東散策は、また明日晴れてからです!

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コメント

北大東・南大東,まさに本格派です。天気予報でしかほとんど聞いたことがない絶海の孤島。はてしない夢が感じられますし,ずばりここに行ったというだけで間違いなくおいしいネタになることと思います。続編,非常に期待しています!

投稿: もちご | 2006年11月26日 (日) 22時20分

もちごさん、コメントありがとうございます!南大東編、期待に応えられるよう頑張りますので、もう少しお待ち下さい~!    なお、ご指摘のとおり南大東島には、全国で18か所しかないという気象台(ここは超ハイテクらしい)があるので、知名度は全国的なんですね~。台風の際にお天気予報にしょっちゅう出てくるのですが、実際は、沖縄の中では台風は少ない方なのに~と島の方はおっしゃっていました(笑)。

投稿: さーちー | 2006年11月28日 (火) 07時47分

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