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2006年12月20日 (水)

神様の島でイラブー体験!【久高島・奧武島】

沖縄も寒くなってきました。昨日からなんと、朝、布団の中が恋しい!(とはいっても、家の中では短パンTシャツのさーちーである。)
沖縄のシマシマ巡りの醍醐味はなんといっても、夏!
・・・なので、どちらかというと今は島巡りのオフシーズンなのですが、努力家さーちーとしては、この日曜日にもコツコツと島制覇に出かけました(といっても、お手軽な近所の島です。)。

今回の目的は、「神の島」として沖縄本島で崇められている「久高島(くだかじま)」。かつては歴代琉球王も訪れ、今でも頻繁に神聖な祭祀が行われているそうです。

車で出発し、本島の南東に浮かぶ久高島を目指したのですが、船のフェリーの時間(フェリーと高速船がそれぞれ1日3往復してます。)まで間があるということで、まず奧武島(「おうじま」と読む。そう、あの久米島に隣接する奧武島と同名ですね~。)に行ってきました。場所は、ほぼ沖縄本島の真南です。

めちゃ小さい島です。データによると0.18キロ平方メートル。しかも、100メートルくらいの橋を渡って車で行けます。本当に、フツーに本島の一部みたいです。

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家はいっぱい建っていて、人は沢山住んでいます(データによると899人。東京並の凄い人口密度だ。)。3分くらいでぐるっと回りました。

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一応車を降りて上陸すると、これで安易にまたまた野望達成です(ウフフ。悪さーちー)。てんぷらが有名だとガイドブックに書いてあったので、おやつに天ぷら買って食べました。(漁港というほど大きくないけど、船の発着場所があり、漁業の成果が陸揚げされてます。魚屋さんも新鮮な魚の塊(!)を売っていました。)

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揚げたてでうまいっです。お客も沢山いました。この大きさで、さかなの天ぷら1個45円で売ってました。安いです。

 奧武島を早々に切り上げると、いよいよ本番の「久高島(くだかじま)」へ!

 玄関口は、本島の南東側の「安座真港(あざまこう)」です。ちなみに、安座真港は、最近の雑誌のアンケートでうちなんちゅの人気ビーチのナンバーワンに輝いていた「あざまサンサンビーチ」のすぐ隣にあります。Photo_282

船に乗る時間は20分ですが、かなり海が荒れていて、高速船は出航とりやめになっているくらいだったので、30分くらい船に乗りました。かなりローリングしていましたが、さーちーはもう昔の船酔いさーちーではない!

お魚さーちーになることもなく、へいちゃらで船を降りました。船には結構人が乗っていましたよ。

島でのオススメ観光方法は、レンタサイクルです(というか、その他の選択肢は、歩く、ランニングする、などなど。笑)。1時間300円。久高島も面積は1.37キロ平方メートルの大きさの島(ただし、Iの字型に細長いので、縦は3キロくらいある。)で、平らなので、自転車で島一周するのが丁度良いです。Photo_283 Photo_284

これが集落です。お店とかは見かけませんでしたが、集落の民家のたたずまいは、本島のような集落のような感じでした(なんといっても、島とはいえ、本島と一体となった「南城市」の一部なのです。)。

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島巡りの写真の定番(笑)。島で唯一の小中学校。島で唯一の診療所。ちなみに、小中学校が作ったゴミ捨て防止のポスターがたくさん島にありました。

Photo_287 ここが、久高島が、「神の島」と呼ばれいる所以です。なんといっても、琉球の祖神であるアマミキヨが初めて降り立った場所です
カベールという場所で、島の最北端に位置しています。当日は、凄い風でした。ということは、アマミキヨは風に吹かれてやってきたんでしょうか~。

ちなみに、久高島は、神の島だからか、島民は、個人で土地を持っておらず、すべての土地が総有なんだそう。こうして、長年よそ者が入らない体制を保っているそうです。

Photo_288 集落以外のところは、こんな感じです。珍しくさとうきびは植えられていません。やはりこのビュービューの風を防ぐためか、防風林のフクギの木がたくさん植えられていました。

Photo_289 これは大里家。ガイドブックによればこの島の原始集落生活の始まりの場所だそうです。ここの美人の娘さんと恋に落ちて島に居続けてしまい、留守中にクーデターを起こされて王座を奪われた琉球王もいるそうな。(浦島太郎と竜宮城みたいですね~。)

Photo_290 Photo_291 これは久高御殿庭と外間殿(ほかまでん)。どちらも祭場です。久高島は神の島なので、年中、祭祀が行われています(年間20個あるとか)。当日は何も儀式はなかったようで、周囲に人はみかけませんでした。沖縄の祭場はシンプルなのものが多いですね。

Photo_292 これは「いしき浜」。見た目は普通の沖縄の浜辺ですが、ニライカナイ(海の向こうの豊穣の国)へのお通しの場ということで、聖域なので泳いだりしたらいけないそうです。(もちろん、寒くて泳ぐような雰囲気はみじんもありませんでしたけど)。

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Photo_294 そして・・・デケデケデケ・・

Photo_295 今回の驚き体験は、これです!

 これは、島の食事処「とくじん」さんでさーちーが食べたイラブー汁。イラブーはウミヘビのこと。

見た目はやっぱりイヤ~(笑)。

でも、イラブーは久高島のほぼ唯一の名産品で、薫製とかも売ってました。めちゃくちゃ高級料理です(100g3000円とか)。滋養強壮や美容にいいらしいということで、さーちーも思い切ってチャレンジしましたよ。このイラブー汁は、10センチ弱の切り身が一つ入っていて、1500円です。
  で、イラブーの味はどうかというと、みかけは、うろこなども見えてなかなかいい雰囲気を出してはいますが(皮はゴムっぽく弾力があって食べにくい。)、味はかつおぶし(よく乾燥してスモークしたもの。)みたいな感じで、特にびっくりするような味はしません。イラブー汁というのはイラブーからダシをとった汁と考えてもらえば良いです(味はかつおだしの味がします。)。イラブー汁の具は、主にてびちでした。

  何はともあれ、今回も2つ制覇で、合計32島です。

   さーちーの野望達成まで、あと16島!

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2006年12月11日 (月)

三文の得・・はしなかったけど(笑)

 実はさーちー(←でたっ、「実は」シリーズ!(笑))、「蚤の市」とか、「アンティーク・マーケット」とか、「骨董市」とかをぶらぶらするのが大好き。雑多なモノの中に、面白いモノとか独特の文化とかが垣間見えて、かつ、お得に買い物ができるなんて、こんなに楽しいものはない!

 と思っているところに、つい最近、米軍基地内で毎週末、「のみの市(Flea Market)」が開かれているという情報をキャッチ!商品を売るのは、米軍関係者に限定されているけど、買う方は誰でもよくて、このときだけは、普段立ち入り禁止の基地内に一般人も入れるとか。これは珍しいものがありそう~。

Camp_courtney そこで、今日、第2土日は、その中でも一番規模が大きいと言われる、うるま市のキャンプ・コートニー(Camp Courtney)での「のみの市」が開催される曜日と聞いて(毎週末、違う基地内で開かれている。)、早速、行ってきました~(とてもご近所さんだし)。(写真は入り口)

  (・・ただし、朝7時~10時開催で、常連さんは、その前から基地前に並んでいるということなのですが、お寝坊さーちーが到着したのは朝8時30分でした・・。)

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←入り口の看板です。

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←車で入れましたが、もちろん銃を持った米兵さんが門ではガードしていました。

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←今日だけ出ている「Flea Market」の看板。「Flea=蚤」です。

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←駐車場に車を止めて、会場の方に行くと、こんな感じでした~。お店の代わりに、売る人が、各自、自分の車(バン)を止めて、そのトランクの中に商品を並べたり、車の前の地面にシートをひいて商品を並べたり。アメリカのCar Boots Saleですね。そんなに大きくなくてせいぜい20台くらいでしょうか。唯一フツーの沖縄と違う点として、並んでいる車がすべて「Yナンバー」又は「Aナンバー」(軍属の人が乗る車)でした。 

Photo_272

←売っているモノは、洋服と、アメリカ製の子供のおもちゃとか、ホントの生活用品ですね~。なぜかも多かった。もっとも、さーちーの出動が遅かったので、こういうものしか残っていなかったとも思われ(笑)。異動で、日本を離れる軍人さんの家族が家具とかを売ることも多いとか。 

 ちなみに、商品は、主にドルで売り買いされているようでした。

Newspaper_stand ドルといえば、基地内では、もう完全に基本通貨はドルです。

←例1:会場脇の道路のところにあるNewspaper Stand。売られているのは英字新聞(Stars and Stripes)、50セントコインで買えるようになっていました。もちろん、その横の基地内のバス停の文字も英語です。

例2:こちらはPhoto_276自販機。うーん、日本にいながらにして、アメリカにいるかのような錯覚を覚えます。買うのは1ドル札でしか買えないようになってます。売られているお菓子も、完全にアメリカ製のもの(ちょっと懐かしい感じ)。あ、でも、これを見ると、唯一、「暴君ハバネロ」はアメリカの軍人さんにも人気があるんですかね(笑)。Photo_277                        

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2006年12月10日 (日)

こんなところにも!

昨日、産休・育休に入っていた人が、赤ちゃんを連れて職場に顔を出してくれたのですが、その人をみんなで取り囲んだ後の周囲の会話。

「そういえば、自分のときって、100日写真、何着て撮った~?」

ひゃくにちしゃしん??

そのまま普通に会話が盛り上がろうとするので、割り込んで「なになに?」と聞いたところ、皆さん、怪訝そうな顔。

「え?内地では百日写真、撮らないんですか?

・・・我が家だけが、特殊だったのではない限り、あまり、撮ってないと思うんだけど・・(一瞬、汗)。

要は、生後100日目に撮る記念写真ということ。なるほど、名称はともかく、可愛い我が子の成長過程を残そうと、そういうこと自体をしている人は内地にもいそうだけど、沖縄では、七五三と同レベルで、フツー撮るものらしい(写真館とかにわざわざ行って)。しかも、その写真は、その後ずっと、神棚?の上とかで、家で飾っておくくらい、地位が高いものらしい。

「えっ、○○さんもあるの?○○さんもあるの?」と確認したところ、皆さん「あります」とのこと。さらに、「うちの娘4人も全員撮ってますよ」。へぇ~。ちなみに、昔は、全裸(!)で撮るのが普通だったけど、最近は写真館側が用意した金太郎服とか(笑)、人形の着ぐるみとかのコスプレで撮ることが多いとか。逆に、内地でいうところの「お宮参り」は、知られていないようだったので、その代わりの風習なのかな~。

ちなみに、この4月以降、3人の方から、出産祝いに対する内祝いをいただいたのですが、いずれのときも、包みの中に、赤ちゃんの名前と生年月日が書かれた短冊用の紙が入ってました。ちょっと気になったものの、熨斗の代わりなんだろう~と思ってしまっていたのですが、実はこれ、もらった人が各自の家の壁に貼るものなんだとか(「うちの実家では両親は壁にたくさん貼ってますよ~」とか)。へぇ~。・・確かに、お名前を忘れなくていいかも(友達の子供の名前をうっかり忘れてしまって困ったことが・・^^;)。

沖縄の文化や生活で、内地と明らかに違う点はすでに有名なので、こちらも免疫(?)があるけど、違いがあるということをあまり意識していない日常のことで、こんなとこにも!(笑)と意表をつかれたさーちーでした。

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2006年12月 3日 (日)

ピカチュウが那覇を走る日

2万3000人を超える人数が申し込み、2万1000人が今日集合。

那覇で行われた、このイベントは何でしょう~?!

正解は、那覇が誇る冬の最大のスポーツイベント、NAHAマラソンです!(って、さーちーもこんな大人気な大会だなんて、今日知ったんだけど。笑)

さーちーの知人が出走するということで、さーちーも応援に行ってきました~。

といっても、何しろ朝9時スタート直前の様子をテレビで見ると(琉球放送ことRBCが生中継)、とにかく、那覇で見たことがないような人・人・人。申告タイム順に出走になるらしいので、当然タイムを狙う速い人達は、前の方から出走して、ドンドンとばすのですが、最後尾の人(2万1000人目くらいですね。)がスタートラインにたどりついたのは、すでに9時20分。その後も、国際通りを通って走っていくのも、まるでバーゲンの人混みの中のように、身動きがとれないまま、流れに沿って、津波のように人が走っている・・(笑)。

当然、街や走る道(330号線)は朝から交通規制がされているので、さーちーとしては、コースを先回りして、南部(マラソンコースは、那覇から出発して、時計回りで大きな円を描くように、南部の平和記念公園を中間地点にして、また北上して那覇に戻ってくるようになっています。)の30キロ地点の糸満ロータリー付近で、観戦させていただくことにしました~。

NAHAマラソンは、中間地点(21.5キロ)は12時15分、32キロ地点は1時45分までに通過しないと足切りがされてしまうのですが、この2つ目のポイントで足切りされてしまう人が多く、30キロ付近が疲れ(&空腹)のピークらしいです。ということで、去年の経験者のアドバイスに従って、ウィダーインゼリーと、バナナを両手に、友人が走ってくるのを目を皿のようにして探しながら(たくさん走者がいるので、見逃しそうになる。)、スタンバイです。

このマラソンの面白いところは、参加者にフツーの人(マラソン初体験みたいな人、年齢層も本当に様々)が多いこと、そして、ピカチュウやら、ゴレンジャーもどき(ゴレンジャーに類似の最近のキャラクターですね。)やら、クリスマスツリーやら、様々な工夫をこらした着ぐるみ&コスプレの人達がたくさん・・(笑。去年はレイザーラモンHGが多かったらしい。)。走ることに必死になりすぎないところが、沖縄らしい(笑)。

ラジオ放送(当然ラジオで中継もされているのです。)によれば、中には、ウエディングドレス&タキシードで走ってて、ゴール直後に結婚予定のカップルも走っているとか(笑)。

あと、さーちーだけではなくて、走者に差し入れするために、コース脇のおうちの方が自主的に机を出して飲み物やバナナやチョコを配っていたり、さーちーの隣りに立っていた人は、お盆におにぎりを載せて、走ってくる人達に差し出してました(走ってくる人達の中で、欲しい人は「ご馳走になります」とか言って普通に立ち止まって食べたりしている。笑)。第22回というだけあって、地元に馴染んでいる大会なんですね~。

 他にも、道脇では応援のエイサーを踊っている小学生たちがいたり、少年野球団が走者に握手を次々求めていたり、ほのぼのした雰囲気です~

 さーちーも、無事、お目当ての知人に差入れをすることができ(その後無事完走したとのこと!)、いつもとちょっと違う那覇の街を後にしたのでした。

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