神様の島でイラブー体験!【久高島・奧武島】
沖縄も寒くなってきました。昨日からなんと、朝、布団の中が恋しい!(とはいっても、家の中では短パンTシャツのさーちーである。)
沖縄のシマシマ巡りの醍醐味はなんといっても、夏!
・・・なので、どちらかというと今は島巡りのオフシーズンなのですが、努力家さーちーとしては、この日曜日にもコツコツと島制覇に出かけました(といっても、お手軽な近所の島です。)。
今回の目的は、「神の島」として沖縄本島で崇められている「久高島(くだかじま)」。かつては歴代琉球王も訪れ、今でも頻繁に神聖な祭祀が行われているそうです。
車で出発し、本島の南東に浮かぶ久高島を目指したのですが、船のフェリーの時間(フェリーと高速船がそれぞれ1日3往復してます。)まで間があるということで、まず奧武島(「おうじま」と読む。そう、あの久米島に隣接する奧武島と同名ですね~。)に行ってきました。場所は、ほぼ沖縄本島の真南です。
めちゃ小さい島です。データによると0.18キロ平方メートル。しかも、100メートルくらいの橋を渡って車で行けます。本当に、フツーに本島の一部みたいです。
家はいっぱい建っていて、人は沢山住んでいます(データによると899人。東京並の凄い人口密度だ。)。3分くらいでぐるっと回りました。
一応車を降りて上陸すると、これで安易にまたまた野望達成です(ウフフ。悪さーちー)。てんぷらが有名だとガイドブックに書いてあったので、おやつに天ぷら買って食べました。(漁港というほど大きくないけど、船の発着場所があり、漁業の成果が陸揚げされてます。魚屋さんも新鮮な魚の塊(!)を売っていました。)
揚げたてでうまいっです。お客も沢山いました。この大きさで、さかなの天ぷら1個45円で売ってました。安いです。
奧武島を早々に切り上げると、いよいよ本番の「久高島(くだかじま)」へ!
玄関口は、本島の南東側の「安座真港(あざまこう)」です。ちなみに、安座真港は、最近の雑誌のアンケートでうちなんちゅの人気ビーチのナンバーワンに輝いていた「あざまサンサンビーチ」のすぐ隣にあります。
船に乗る時間は20分ですが、かなり海が荒れていて、高速船は出航とりやめになっているくらいだったので、30分くらい船に乗りました。かなりローリングしていましたが、さーちーはもう昔の船酔いさーちーではない!
お魚さーちーになることもなく、へいちゃらで船を降りました。船には結構人が乗っていましたよ。
島でのオススメ観光方法は、レンタサイクルです(というか、その他の選択肢は、歩く、ランニングする、などなど。笑)。1時間300円。久高島も面積は1.37キロ平方メートルの大きさの島(ただし、Iの字型に細長いので、縦は3キロくらいある。)で、平らなので、自転車で島一周するのが丁度良いです。
これが集落です。お店とかは見かけませんでしたが、集落の民家のたたずまいは、本島のような集落のような感じでした(なんといっても、島とはいえ、本島と一体となった「南城市」の一部なのです。)。
島巡りの写真の定番(笑)。島で唯一の小中学校。島で唯一の診療所。ちなみに、小中学校が作ったゴミ捨て防止のポスターがたくさん島にありました。
ここが、久高島が、「神の島」と呼ばれいる所以です。なんといっても、琉球の祖神であるアマミキヨが初めて降り立った場所です。
カベールという場所で、島の最北端に位置しています。当日は、凄い風でした。ということは、アマミキヨは風に吹かれてやってきたんでしょうか~。
ちなみに、久高島は、神の島だからか、島民は、個人で土地を持っておらず、すべての土地が総有なんだそう。こうして、長年よそ者が入らない体制を保っているそうです。
集落以外のところは、こんな感じです。珍しくさとうきびは植えられていません。やはりこのビュービューの風を防ぐためか、防風林のフクギの木がたくさん植えられていました。
これは大里家。ガイドブックによればこの島の原始集落生活の始まりの場所だそうです。ここの美人の娘さんと恋に落ちて島に居続けてしまい、留守中にクーデターを起こされて王座を奪われた琉球王もいるそうな。(浦島太郎と竜宮城みたいですね~。)
これは久高御殿庭と外間殿(ほかまでん)。どちらも祭場です。久高島は神の島なので、年中、祭祀が行われています(年間20個あるとか)。当日は何も儀式はなかったようで、周囲に人はみかけませんでした。沖縄の祭場はシンプルなのものが多いですね。
これは「いしき浜」。見た目は普通の沖縄の浜辺ですが、ニライカナイ(海の向こうの豊穣の国)へのお通しの場ということで、聖域なので泳いだりしたらいけないそうです。(もちろん、寒くて泳ぐような雰囲気はみじんもありませんでしたけど)。
これは、島の食事処「とくじん」さんでさーちーが食べたイラブー汁。イラブーはウミヘビのこと。
見た目はやっぱりイヤ~(笑)。
でも、イラブーは久高島のほぼ唯一の名産品で、薫製とかも売ってました。めちゃくちゃ高級料理です(100g3000円とか)。滋養強壮や美容にいいらしいということで、さーちーも思い切ってチャレンジしましたよ。このイラブー汁は、10センチ弱の切り身が一つ入っていて、1500円です。
で、イラブーの味はどうかというと、みかけは、うろこなども見えてなかなかいい雰囲気を出してはいますが(皮はゴムっぽく弾力があって食べにくい。)、味はかつおぶし(よく乾燥してスモークしたもの。)みたいな感じで、特にびっくりするような味はしません。イラブー汁というのはイラブーからダシをとった汁と考えてもらえば良いです(味はかつおだしの味がします。)。イラブー汁の具は、主にてびちでした。
何はともあれ、今回も2つ制覇で、合計32島です。
さーちーの野望達成まで、あと16島!
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