« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月25日 (水)

南十字星の見える島【波照間島】

報告が遅れてしまっているさーちーですが、いよいよ「日本の角っこを巡る旅(後編)」です。

さてさて、与那国島で一泊した後、朝に石垣島に戻り、今度は

日本最南端の(有人)島である波照間島

に行って参りました~。

この島は、日本でありながら、1月~6月の期間だけ、南十字星が見えることで有名です。もちろん、さーちーも狙ってます

波照間には飛行機も飛んでいるのですが(ただ、この秋から廃止予定・・)、今回は、やはり値段が半額のフェリーで行くことに

で、久しぶりに、石垣島の離島桟橋(八重山諸島行きのすべての船のターミナルです。)に行ったら・・・、なんと、新しくなっていて、びっくり!Photo_121 Photo_76

今年の1月にオープンしたそうだ。きれいで(空調も入った。)良くなりました。でも、相変わらずどこからか三線は聞こえてきていました。いい雰囲気は変わりません。

  

Photo_85

Photo_86 ←これがニューはてるま号。外洋に出るとかなり揺れるとの噂で、お魚さーちーとしてはかなりびびっていましたが、今回は、頑張って眠って対応して事なきを得ました。フェリーだと片道1時間値段は往復6000円強です。

 

Photo_87 Photo_88

←着いた~。波照間港です。最南端の港にしてはなんか普通。一見「津堅島」って感じです(波照間島、ごめんよ。というか、津堅島ごめん、か?) 

 着いたら、お迎えに来て下さった宿の人が、お客さんを車に乗せながら、自分もフェリーと車を何往復もして、段ボール一杯の「物資」を運んでいました。フェリーは、島の人のライフラインでもあるのだ。

Photo_90 ←宿の近くの「SUN輪車」さんから、原ちゃりを借りて、さっそく島探検にレッツゴーしました。道路の先の方に写っているのが原ちゃりで、そこに乗っているのはもちろんさーちーです。写真を拡大するとさーちーが見えるかもです(笑)。

↓与那国島の馬と牛に引き続き、波照間には山羊さんがいたるところにウロウロしています。  Photo_92Photo_122

Photo_120

Photo_94 Photo_95

←あ、でももちろん、そこかしこにもうろうろしています。竹富町(たけとみちょう。この当たりの島は、市町村の合併で、実は全部1つの「町」なのです。)によく見られる風景です。  

Photo_96 Photo_97 ←波照間島は、平坦で、さとうきびが植えられていて、小浜島に似ています。小浜島の「シュガーロード」のようです。

 

Photo_98 Photo_99

←集落は石垣の集落で、これまた「竹富町」って感じがします。人が少なくて、静かな集落です。 

 Photo_123

←マンホールは、もちろん南十字星です。

 

Photo_101

←南十字星をよりよく観測するための島の天文台

しかし!残念ながら、去年の夏、八重山諸島を襲った台風で壊れたままです・・。

 気を取り直して、さーちードライブを続けます・・・ 

 というわけで、与那国に引き続き、今度は「最南端シリーズ」です。

Photo_107 Photo_108 ←まずは、日本最南端の中学校。事情により今回は小学校ではありません(島にはもちろんある。というか、隣にあるんだけど、単に撮り忘れです)。

Photo_102 Photo_1

←そして、じゃじゃーん。これが最南端の碑です。さーちーも、とうとうここまでやって来ました。

 ちなみに、右の碑がホンモノの最南端の碑です。ほぼ同じ場所に、「日本最南端平和の碑」と、「最南端の碑」という2つの碑があるので、要注意!です。 

 波照間の魅力は、いわゆる八重山諸島の各島のいいところが全部あるところ。さーちー的に、かなりポイント高しです。

というわけで、もちろん、ビーチもピカイチです。

Photo_124

↑島の西側の浜辺、「ニシ浜ビーチ」です。とっても綺麗なのですが、さーちーの到着が夕方になってしまいました。曇っていて夕日が見れなかったのが残念(これでも曇っているのです)。

Photo_105波照間空港。冒頭にも書きましたが、そろそろ廃線になるとのことです。波照間島に来るのに、みんな船に乗っちゃうようです。島では、「飛行機を使おう!」という看板がたくさん出ていたのですが、採算がとれないらしい・・。そういえば、さーちーが石垣から来るときに、天気が悪いわけでもないのに欠航になっていたから、一人も客がいなかったため欠航になったのかもしれません。

Photo_106

←これが宿泊した民宿「ゲストハウス・なみ」さんです。夜は、同じく宿泊している一人旅の客、カップルで旅行している客などが語り合いながら、民宿の中庭で、夜遅くまで沖縄流の飲み会が続いていきます。一泊2500円という激安。の割には、手作り豆腐や、民宿のご主人が釣ってきたカツオの刺身タダで大量にふるまわれたり、なかなか良かったです。最近沖縄への肩入れが著しい島田伸助も、宿泊したことがある模様~。

 さーちーも、民宿の皆さんの輪に入れてもらって、近くの売店でゲットした幻の波照間産泡盛「泡波(あわなみ)」のミニボトルを飲みながら、一夜限りのお話を聞かせてもらいました。

 (ちなみに、さーちーが買った「泡波」は、320円でしたが、これが波照間の港の売店では2本で1200円になっており、さらに石垣の空港の売店では、2本で2000円になっていました。まさに、資本主義。)

 ところで、結局、さーちーは南十字星を見ることができたかって。それは秘密です。うふふ。

 何はともあれ、これでまた1島制覇で、39島目

 さーちーの野望達成まで、あと(ついにヒトケタ)~ 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年4月20日 (金)

2か月振りの島巡り!【与那国島】

さーちーは最近めっきり本分(?)である島巡りの手を緩めているのではないか、または、真鍋かをりのテレビ番組で紹介されたので天狗になっていないかなどという声が巷に聞こえていますが、とうとうこの週末に行って参りました。

今回は、名付けて、「日本の角っこを巡る旅」です。

まずは、ちゅどーん!

日本最西端の島 与那国(よなぐに)島」です!

そう、ミーハーな方はもうお分かり、あのドラマ「ドクターコトー診療所」で、にわかに観光客数が激増した島です。

那覇から石垣まで飛行機で飛び(約1時間)、さらに乗り換えて与那国まで飛びました(約30分)。天気予報が大きく外れて天気はめちゃ快晴で、超暑かったです。(島の人の話によれば、今年の1月からで一番晴れていて、かつ、風がない穏やかな日だそうでした。)

Photo_44

←ちなみに、空から見た西表島(いりおもてじま)です。なかなか良くとれたのでアップです。

Photo_42

Photo_43 ←そして到着、与那国空港です。結構大きな空港です。

  

ちなみに、飛行機は那覇石垣間の飛行機と同じ大きさ。26列横6席で、ほぼ満員。なかなか人の行き来があるようです。ちなみに、与那国島の人口は1700人余り

さてさて、与那国島と言えば、日本の最西端。あの懐かしの台湾はすぐソコ(約111Km)!以下、まずは最西端シリーズです~。

Photo_117 ←その1:最西端の共同売店」。さーちーは、しまぞうり、水、「どなん」(後述)、ポテチ、日焼け止めなんぞを購入しました。

Photo_49←その2:最西端の郵便局」

 そして、その3:最西端のポスト」です。さーちーが郵便局に入って、郵便局員さんに確かめてきました(笑)。

Photo_50 ←その4:最西端のカレー屋さん」(笑。ホントに何でも最西端)。さーちーはここで珍しいパパイヤのカレーを食べました。これが後々に様々な影響を与えることに・・・

Photo_51 Photo_53

←その5:最西端の漁港」。ここではカジキマグロの水揚げが有名だそうです。毎日のように何本か上がるようですよ。Photo_118

←その6:最西端の小学校」。さーちーブログ定番の小学校シリーズです。

 

Photo_57  ←そして、コレが本当の最西端。島の最西端はすなわち日本の最西端

↓そして、最西端の碑の夕日。すなわち本日、日本で一番遅い夕日です。今回の特筆ショットです。

Photo_119

 

   次に、与那国島といえば、なんといっても海底遺跡。与那国島沿岸の海底に、海に沈んだムー大陸の一部ともいわれる「遺跡」があるのはちょっと有名な話。知らない人は即行ネット等で調べるべし。さーちーは早速探検ツアーに行って来ました。

Photo_56

貸し切りのさーちー号(グラスボートです。たまたま他のお客さんがいなかった)。しかも、島の人の話によれば、今日が、今年初めてシュノーケルのための船を出せる天気だということで、すなわち、さーちーが今年初のシュノーケラーなのでした。

・・・・ でも、波がないといいつつ、遺跡を見たりするために一時停止すると、この船が揺れる揺れるで、さっき食べたカレーがウッ・・・さーちー結構厳しかったです。

Photo_55

←この崖の右下の海中に、海底遺跡が眠っています。

さーちーにとっても、本年初シュノーケルでした。しかし、海中カメラセットの持参を忘れたあわてんぼうさーちー(スミマセン・・)。したがって、今回、肝心な海底遺跡の写真はありません。仕方がないので目に焼き付けてきました。深さ約12メートル、奥行約120メートル、幅約250メートルの大きさで、もちろん透明度抜群ですので、潜ると、一番下までみえます。潮の流れがあるので、船からダイブした後、10分くらいで泳いで渡れます。間違いなく「遺跡」あったかどうかは・・秘密です。

さらに、与那国島ドライブに行ってきました。

Photo_61 ←レンタカー、さーちー号です。クーラーが付いていなかったので(今はいいけど、夏はどうなるのか・・^^;)、窓全開で走りました。

Photo_60 Photo_59

←与那国島といえば、もうひとつ有名なのが、与那国馬。島中、そこココで散歩しています。放し飼い、というか、放しっぱなしです。人が近づいても車が近づいても気にしません。地元の人に与那国馬は何に使っているのかを聞いたら、特に用途はないようです。観光名物としてのんびり存在しているようです。

Photo_62与那国の牛です。これもそこら辺でうろうろしています。これは肉牛ないし闘牛用の牛として飼育しているのだそうです。

Photo_63 ←与那国島はちょっと北海道のような景色が続きます。

Photo_64Photo_65右が立神岩(たちがみいわ)。左が軍艦岩

 

Photo_68

←おっと、さーちー第2の海底遺跡を(地上に)発見か!与那国島はこんな感じの岩場に囲まれています。

Photo_67

←沖縄定番のざわわです。島の主産業はサトウキビの生産です。あと最近は、「長寿草」とも呼ばれるサクナの販売に力を入れているようです。

Photo_66

←結構お米も作っているようです。東京近郊のような田園風景も見られます。

Photo_69久部良(くぶら)の集落です。与那国島に集落は3つ小学校も3つ中学校は2つです。高校はないので、島の子供は高校から遠く石垣で一人暮らしなんでしょうね~。

Photo_70

Photo_71

←そして、衝撃の場所

  その昔、重税の人頭税を免れるため妊婦に飛ばせて人減らしを図ったという岩の谷、「クブラバリ」です。谷の幅は3.5メートル、深さは6メートルあるそうです。

Photo_78 Photo_80 Photo_81

←これがドクターコトー診療所ロケ地です。建物は、フジテレビがドラマ撮影用に作ったそうです。毎日平日は、午後4時に市役所の方によって、中が公開されます。さーちーは特にドラマのファンでもないのですが、しっかり見てきました。ツアー客が押し寄せていました。

Photo_82診療所の前の海です。とってもきれいでした。

以上、一日遊びまくったら、夜は島の酒を買って、島で飲みました。これがシマシマ巡りの醍醐味の一つです。

 Photo_74

←さーちーの宿泊した民宿「はいどなん」。沖縄のみんしゅくーって感じでした。与那国島は自分たちの島を「どなん」と呼びます。「はい」は南という意味です。

Photo_72←で、さーちーが飲酒したのはこの泡盛「どなん」。何と言っても圧巻は、60度の泡盛です。60度の泡盛は正確にはスピリッツ扱いだそうですが、「花酒(はなさき)」という酒の種類として、島の名物として売り出されています。60度の「どなん」は、口に入れた瞬間にふわっと蒸発して消えるような感じでした。

Photo_73←ちなみに、これが「どなん」の酒造所。北の祖納の方にあります。大変こじんまりとしています。これをみると手作りって感じのお酒なんですね。

これにて、さーちー与那国島も制覇で、38島目です!

残すところはあと、10島。明日も、もう1つの角っこに行ってしまいます♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月10日 (火)

この花、何の花?


Photo_39 Photo_40

 沖縄には、内地ではみかけない花や木がたくさんありますが、最近、街路樹や、道端でよくみかけるのが、コレ。

 葉っぱがほとんど落ちた細目の幹の枝の先に、鮮やかなトランペット状の黄色の花が、たくさんついています。

 これってなんでしょう?!

.

.

 私も、これって何~と思っていたら、

  「イペー」

というブラジル原産の、ノウゼンカズラ科の木の花で、沖縄では「イッペー」と呼ばれて、約30年くらい前に南米から持ち込まれて普及したとか。黄色以外にピンクもあって、本家はむしろピンクの方だけど、黄色のコガネノウゼンの方が、あまり高くも太くもならず、庭木に適しているので、沖縄ではイペーといえば、黄色の花、となったそう。

 3~4月が開花期なので、沖縄では、卒業式や入学式といえば、桜ではなく、満開のイペーの下で、というのが定番だそう。ところ変われば、「春」のイメージも変わるんですね。

 最近は「サクラ」をテーマにした歌が多いし、沖縄出身の歌手も多いけど、誰か「イペー」の歌は作らないのかな~(笑)?

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 4日 (水)

そして、さーちーが「あやはし」を走る日(続)

(まだまだ、さーちー激走中継中)←4月3日のブログを見てない人は、先にそちらを読んで下さいね~。

7 17キロ地点付近

 かなりお腹が減った・・。(←意外にも、これが一番頭を占めている意識。走るのってエネルギーを使うのです。)。もちろん、心肺も辛ければ、膝、股関節、太股も全部痛い。走り出してもどうしても直ぐに止まってしまうよう。普段から不摂生だし、先週は職場の送別会が毎日続いて暴飲暴食していたからなあ。結局、練習もちょっとしかしなかったし、うー神様ごめんなさい。と、次第に反省モードで弱り気味。 
 しかし、もう2時間10分経過。時間切れになっちゃう~、頑張らないと

8 19キロ地点付近

 あともう少しだから、またまた走り出したいけど、走っても直ぐに止まってしまう。でももう2時間30分だよ。沿道から、頑張れ、と連呼されて、応援されてもなあ・・。周りの人も同じく根性無しで歩いているし。走っている人も、さーちーが歩いているのと大して速度変わらない人もいて、もう皆限界状態。でも、もう橋の端が見えてきたぞ。
 こっちはまだ走っているのに、遠くから、早くも表彰式の音が聞こえてくる。トップは、もう1時間以上前にゴールインしているんだから、仕方がないか。1位は招待選手(去年の優勝者や上位入賞者)じゃなかったらしい。走るの早い人は沢山いるんだなあ。

9 ゴール!!

 ようやく橋をわたりきると、競技場まではもうすぐ。ゴールになっている競技場には、見栄張って、最後の気力で、歩きじゃなく走って入場。おー太股がつりそう。うー頑張れ。ゴール!ゴール!ゴール!いたたたた。

 一応の完走を果たしたさーちーではありましたが、自らの目標タイムを大幅に下回るさんざんな結果に終わりました。でも、足切りは免れたし、順位をみると、ハーフマラソン参加者2683人中900人以上はさ-ちーの後ろにまだまだいたようです。みんなさーちーと同様に、普段から練習積んでいるわけでもないのに、勢いで参加申し込みしちゃったのかもです。
 Photo_35

←あのICタッグが威力を発揮して、すぐに、順位とタイムが書いてある完走記録書を事務局から発行されます(ネットの完走者名簿にも載っちゃいます。)。写真は、順位とタイムの部分は省略してます。

 

Photo_36

その後、公園内に出店していた商売上手な屋台で、完走記録書を、ラミネート加工して保管です。 

出場記念Tシャツももらいました。これで、さーちーも「マラソン大会制覇目指す人種」の仲間入り。他の大会でもこれ着て、アピールしちゃうぞー(だから、ハーフってのが力弱いけど・・。笑)

後半部分は「マラソン」の体裁になっていなかったけど、これで、またさーちーの野望を1つ達成です。
 今回のマラソン大会には家族参加サークルでの参加が多く、みんなござを敷いたりして(公園内にテント張っている人も結構いました。)、お弁当食べていて楽しそうでした。

Photo_37

←エイサーもあるよ。

Photo_38

みんなこのイベントを楽しみにして、日々のトレーニング積んだり、仲間とゆんたく(おしゃべり)したりするんでしょうね。マラソンが終わっても、会場ではみんなお花見状態になっていて、なかなか誰も帰ろうとしていませんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 3日 (火)

そして、さーちーが「あやはし」を走る日

   4月1日はエイプリルフールではありますが、4月1日付け(ってアップが遅すぎでスミマセン・・)の以下の話は嘘ではありません(笑)。

 沖縄県民のマラソン好き(というか、沖縄がマラソンに適しているというだけか?)は、もはや有名ですね。沖縄のコンビニで普通に売られている「沖縄マラソンガイド30」の名前からも分かるとおり、メジャーなものだけで、県内で年間何と30ものマラソン大会が開かれているわけです。

 さーちーも、これまで、NAHAマラソン(平成18年12月3日付ブログ参照)、おきなわマラソン(平成19年2月25日付ブログ参照)と、沿道で応援して、市民ランナーの方々から感動を受けてきましたが、これまで、ひたすら見学に徹していた初心者さーちーが、今回、ついに、また新たな野望を達成してしまいました。(って、ここまで読んだだけで、悪い予感がしてきたアナタ、そのとおりです!)

 

  とうとうマラソン・デビューを果たしました!

 それが、4月1日の「あやはし海中ロードレース」です!

 ・・・・といっても、フルマラソンではなく、ハーフマラソンというところが力弱いのですが・・(^^;)。

 というわけで、今回は、【激走!第7回あやはし海中ロードレース大会】と題して(って、ちっとも、見出しとは一致していませんが・・(笑))、実況中継風です~。

1 コース解説 
 あやはし海中ロードレースは、本島中部にある、うるま市の「与勝半島」の陸上競技場から始まり、半島から東の方へと海の上へと突き出している「海中道路(橋)」を通って、さーちーが既に制覇済み(!)の「宮城島」まで一直線で進み、折り返して来る途中で「浜比嘉島」へ架かっている浜比嘉大橋を往復して、再びスタート地点に帰ってくるという分かりやすい「ト」の字型コース。
 コースのほとんどが橋であるため、眺めが綺麗で、かつ、平坦なので走りやすいといわれているようです。ちなみに、「あやはし」とは「美しい橋」の意味です。
 Photo_34

←海中道路の「あやはし」。これを走ってわたります。

 

2 スタート直前

 当日の天気は、1日前の夏日のような晴天から一転して、曇り。が、マラソンに暑さは大敵。というわけで、絶好のマラソン日和です。
 しかし、これまでの練習では、週末に8キロを2回走ったことがあるだけで、まだ生まれてこのかた10キロメートル以上連続して走ったことがないのに、いきなり大丈夫か、さーちー。

 とりあえず。会場である「うるま市与那城総合公園陸上競技場」にスタートの1時間30分前に着くと、思っていたより駐車場が多い。スムーズに駐車してから、バナナとサプリメントを食べて準備を整えて、開会式に向かいます。
 この大会は、3.8キロメートル部門(主に子供用)、10キロメートル部門、ハーフマラソン部門に分かれていて、さーちーが参加するのは、このうちハーフマラソン部門。2時間50分で足切りという時間制限がついているので、まずは目標は無事完走です。

 30分前から開会式で、うるま市長や協賛の琉球新報社の社長のお話などを聞き、参加葉書と引き替えにもらえる、タイム測定のためのICタグが付いているゼッケンを、安全ピンで着ているTシャツにとりつけます(今はこういう文明の利器で、個々人ごとにスタート時間とゴール時間が計測できるのです。だから、スタートが混んでて、後ろの方の人のスタートが遅れても、気にする必要がないわけですね。)。 

Photo_18

→ゼッケンタグ引換所。当日参加もオーケーです(人数限定)。

Photo_19 →大会ののぼりが出てます。                                                                                                

  

 

↓会場入り口。↓スタート地点

Photo_20

  Photo_24

  

 

Photo_25→会場のうるま市陸上競技場内。

 

 

参加人数は、3部門併せて7248人

Photo_21 

←まずはハーフマラソン部門から、いざ、スタートです!

    

3 スタート直後

 スタート直後、周囲を見渡すと、たくさんいる人も、Tシャツの模様等から何種類かにグループ分けできそうです。(まだ余裕、余裕)
 まず、○○ランナースとか、「○○走友会」等、ランニング・クラブ系の団体に属していることが分かる、走るのが趣味の人が、全体の3,4割くらい。
 次いで、「NAHAマラソン」「おきなわマラソン」等の参加記念のTシャツを着ている(中には、「ホノルルマラソン」「フランス」というレゴの人もいる。)、マラソン大会への参加ということ自体に燃えているらしき人が2割くらい(さーちーも、このジャンルに入りたい)。
 あとは、健康増進目的と思われる服装にこだわりがないおばあや、外人さんなど。カップルで走っている若い人も多い。でも、一番多いのは一人おじさん、一人若者男性か。 さーちーはマイペースマイペース。 

 なんて、ことを考えたりしながら流れに乗って走っていると、スタートして3キロ地点までは、なかなか好調な滑り出し。ラップは19分ちょい。ふむふむ。練習では1キロ6分30秒から7分で走っていたから丁度いいぞ。

Photo_26 →曇っているけど、海中道路。ランナーも見えます。

Photo_27→沿道の応援の人です。

 

 
 ふと気が付くと、道ばたには給水所
 そう、マラソンは疲れるけど、ファミコン(古い・・)のゲームにおける「パワーアップアイテム」と同様のモノが、道中に用意されいてるのです~。
 それが、給水所のお水、ボランティアの人々が沿道から差し出す黒砂糖お塩シャーベット水を含んだスポンジ、水が吹きでる簡易シャワー、エアサロンパスなどなど。
 しかし、これまたゲームと同様、「アイテム」が用意されいる場所は事前に分からない上、道には走る人があふれているため、タイミングよく道の端に寄ってないと、うまく捕れないのです・・。
 あ、また、逃した・・。まだ、そんなに喉乾いてないから、大丈夫。

4 7キロ地点付近

 すでに走り始めて、50分近く。 と思ったら、おー、もう折り返しの人が帰ってくるよ。とっても早いなあ。男子の優勝タイムが1時間12分だから、そりゃそうか。この人達はこれから私が進む道を歩んできた先輩なんだなあ。この人達より先にゴールにつくためには、先に出発するしかないのか。けれど、逆に圧倒的に能力が劣っていても、先に出発すれば先に到着することができるんだなあ。

 ・・・なぞと、ちょっと哲学的なことを考えながら、しみじみ。疲れてきている証拠?

5 9キロ地点(宮城島の第1折返し地点) 

折り返したら風がアゲンスト
 ふと気が付くと、さーちーの前方に、例のおきなわマラソンのときも見かけた、「初孫」の写真をプリントしたノボリを担いだおじいが走っているけど、風が強いと大変そう。だって、アナタ、まるで帆掛け船のように、自ら逆風を受けながら走っているわけです。さーちーの倍の労力ですよ~。おじい、頑張れ~。
 一方、さーちーも、これまでの練習は、8キロジョギングを2回走っただけだから、もう未知数の領域。そろそろ膝が痛んできて、給水所で借りたエアサロンパスを吹きかけつつ、これで足をリカバリー。なかなか気持ちいい。

 けど、まだ半分も来ていないのに、大丈夫か、さーちー。すぐにのどが渇くので、次の給水所が待ち遠しいぞ。お腹もちょっと減ってきた。

6 13キロ地点付近(浜比嘉島の第2折返し地点)

 もうペースも落ちてバテバテになってきました・・。周りもバテバテで歩いている人もちらほら・・。浜比嘉大橋は、大きなアーチ型になっていて、最初は上りなので余計キツイ・・。ついに上りは、歩いてしまいました。ヤバイ。下りは一応走って降りたけど。

 時間はすでに1時間35分。完走できるのか、さーちー?!(続く)

| | コメント (0) | トラックバック (4)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »