そして、さーちーが「あやはし」を走る日
4月1日はエイプリルフールではありますが、4月1日付け(ってアップが遅すぎでスミマセン・・)の以下の話は嘘ではありません(笑)。
沖縄県民のマラソン好き(というか、沖縄がマラソンに適しているというだけか?)は、もはや有名ですね。沖縄のコンビニで普通に売られている「沖縄マラソンガイド30」の名前からも分かるとおり、メジャーなものだけで、県内で年間何と30ものマラソン大会が開かれているわけです。
さーちーも、これまで、NAHAマラソン(平成18年12月3日付ブログ参照)、おきなわマラソン(平成19年2月25日付ブログ参照)と、沿道で応援して、市民ランナーの方々から感動を受けてきましたが、これまで、ひたすら見学に徹していた初心者さーちーが、今回、ついに、また新たな野望を達成してしまいました。(って、ここまで読んだだけで、悪い予感がしてきたアナタ、そのとおりです!)
とうとうマラソン・デビューを果たしました!
それが、4月1日の「あやはし海中ロードレース」です!
・・・・といっても、フルマラソンではなく、ハーフマラソンというところが力弱いのですが・・(^^;)。
というわけで、今回は、【激走!第7回あやはし海中ロードレース大会】と題して(って、ちっとも、見出しとは一致していませんが・・(笑))、実況中継風です~。
1 コース解説
あやはし海中ロードレースは、本島中部にある、うるま市の「与勝半島」の陸上競技場から始まり、半島から東の方へと海の上へと突き出している「海中道路(橋)」を通って、さーちーが既に制覇済み(!)の「宮城島」まで一直線で進み、折り返して来る途中で「浜比嘉島」へ架かっている浜比嘉大橋を往復して、再びスタート地点に帰ってくるという分かりやすい「ト」の字型コース。
コースのほとんどが橋であるため、眺めが綺麗で、かつ、平坦なので走りやすいといわれているようです。ちなみに、「あやはし」とは「美しい橋」の意味です。
←海中道路の「あやはし」。これを走ってわたります。
2 スタート直前
当日の天気は、1日前の夏日のような晴天から一転して、曇り。が、マラソンに暑さは大敵。というわけで、絶好のマラソン日和です。
しかし、これまでの練習では、週末に8キロを2回走ったことがあるだけで、まだ生まれてこのかた10キロメートル以上連続して走ったことがないのに、いきなり大丈夫か、さーちー。
とりあえず。会場である「うるま市与那城総合公園陸上競技場」にスタートの1時間30分前に着くと、思っていたより駐車場が多い。スムーズに駐車してから、バナナとサプリメントを食べて準備を整えて、開会式に向かいます。
この大会は、3.8キロメートル部門(主に子供用)、10キロメートル部門、ハーフマラソン部門に分かれていて、さーちーが参加するのは、このうちハーフマラソン部門。2時間50分で足切りという時間制限がついているので、まずは目標は無事完走です。
30分前から開会式で、うるま市長や協賛の琉球新報社の社長のお話などを聞き、参加葉書と引き替えにもらえる、タイム測定のためのICタグが付いているゼッケンを、安全ピンで着ているTシャツにとりつけます(今はこういう文明の利器で、個々人ごとにスタート時間とゴール時間が計測できるのです。だから、スタートが混んでて、後ろの方の人のスタートが遅れても、気にする必要がないわけですね。)。
→ゼッケンタグ引換所。当日参加もオーケーです(人数限定)。
↓会場入り口。↓スタート地点
参加人数は、3部門併せて7248人。
←まずはハーフマラソン部門から、いざ、スタートです!
3 スタート直後
スタート直後、周囲を見渡すと、たくさんいる人も、Tシャツの模様等から何種類かにグループ分けできそうです。(まだ余裕、余裕)
まず、○○ランナースとか、「○○走友会」等、ランニング・クラブ系の団体に属していることが分かる、走るのが趣味の人が、全体の3,4割くらい。
次いで、「NAHAマラソン」「おきなわマラソン」等の参加記念のTシャツを着ている(中には、「ホノルルマラソン」「フランス」というレゴの人もいる。)、マラソン大会への参加ということ自体に燃えているらしき人が2割くらい(さーちーも、このジャンルに入りたい)。
あとは、健康増進目的と思われる服装にこだわりがないおばあや、外人さんなど。カップルで走っている若い人も多い。でも、一番多いのは一人おじさん、一人若者男性か。 さーちーはマイペースマイペース。
なんて、ことを考えたりしながら流れに乗って走っていると、スタートして3キロ地点までは、なかなか好調な滑り出し。ラップは19分ちょい。ふむふむ。練習では1キロ6分30秒から7分で走っていたから丁度いいぞ。
ふと気が付くと、道ばたには給水所。
そう、マラソンは疲れるけど、ファミコン(古い・・)のゲームにおける「パワーアップアイテム」と同様のモノが、道中に用意されいてるのです~。
それが、給水所のお水や氷、ボランティアの人々が沿道から差し出す黒砂糖、お塩、シャーベット、水を含んだスポンジ、水が吹きでる簡易シャワー、エアサロンパスなどなど。
しかし、これまたゲームと同様、「アイテム」が用意されいる場所は事前に分からない上、道には走る人があふれているため、タイミングよく道の端に寄ってないと、うまく捕れないのです・・。
あ、また、逃した・・。まだ、そんなに喉乾いてないから、大丈夫。
4 7キロ地点付近
すでに走り始めて、50分近く。 と思ったら、おー、もう折り返しの人が帰ってくるよ。とっても早いなあ。男子の優勝タイムが1時間12分だから、そりゃそうか。この人達はこれから私が進む道を歩んできた先輩なんだなあ。この人達より先にゴールにつくためには、先に出発するしかないのか。けれど、逆に圧倒的に能力が劣っていても、先に出発すれば先に到着することができるんだなあ。
・・・なぞと、ちょっと哲学的なことを考えながら、しみじみ。疲れてきている証拠?
5 9キロ地点(宮城島の第1折返し地点)
折り返したら風がアゲンスト。
ふと気が付くと、さーちーの前方に、例のおきなわマラソンのときも見かけた、「初孫」の写真をプリントしたノボリを担いだおじいが走っているけど、風が強いと大変そう。だって、アナタ、まるで帆掛け船のように、自ら逆風を受けながら走っているわけです。さーちーの倍の労力ですよ~。おじい、頑張れ~。
一方、さーちーも、これまでの練習は、8キロジョギングを2回走っただけだから、もう未知数の領域。そろそろ膝が痛んできて、給水所で借りたエアサロンパスを吹きかけつつ、これで足をリカバリー。なかなか気持ちいい。
けど、まだ半分も来ていないのに、大丈夫か、さーちー。すぐにのどが渇くので、次の給水所が待ち遠しいぞ。お腹もちょっと減ってきた。
6 13キロ地点付近(浜比嘉島の第2折返し地点)
もうペースも落ちてバテバテになってきました・・。周りもバテバテで歩いている人もちらほら・・。浜比嘉大橋は、大きなアーチ型になっていて、最初は上りなので余計キツイ・・。ついに上りは、歩いてしまいました。ヤバイ。下りは一応走って降りたけど。
時間はすでに1時間35分。完走できるのか、さーちー?!(続く)
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