GW特別企画その1【伊是名島】
5月2日から休みをとりました。さーちーの離島制覇の旅は続きます。といっても、GWはなかなか飛行機がとれないこともあるので、船で行ける離島を選んで行ってきました~。
というわけで、今回は、沖縄本島の北西側に浮かぶ「伊是名(いぜな)島」です!
伊是名島の有名ポイントは、なんといっても、「尚円王」という琉球王朝の第2尚氏の始祖の出身地であるということです。以下のとおり、島全体、あちこちで「尚円王」の影響がでてきます。
まず、伊是名島への旅は、本島の北部にある名護(なご)の運天港からの船で行きます。
←運天港です。超ど田舎にあるというのに(公共交通機関ゼロ!)、港自体には駐車場スペースがなく、民間が1日800円で駐車場を経営しています。船乗りベテランのさーちーも、こんな港は見たことありません。ちょっと問題なのでは・・・。でも、フェリーで車を島に持っていくと、片道5130円なので、さーちーも駐車場に置いていかざるを得ません(人間は、片道1760円)。
←これが伊是名への船「ニューいぜな」です。離島へ行く船にたくさん乗ってきたさーちーですが、この船の内装は最高クラス。この距離にしては、大きい船で、ほとんど揺れません。所要時間は55分。
←あ、ほら、もちろんこの船にも、早速、尚円王の絵が描いてあります。
←伊是名島の仲田港です。港の食堂では冬のソナタの音楽がかかってました。ちなみに、今日の気温は27度。何故に沖縄と韓国ドラマのコラボ?
←港のすぐそばにあるレンタカー屋に飛び込んで1日借りました。さーちー号です。1日3500円です。安い。
←伊是名の集落です。ごらんのとおり石垣とフクギの島です。石垣の石が、石垣島の石垣と違って、少し平べったい感じなのが特徴的か。ちなみに、伊是名島は「仲田」「伊是名」「諸見」「勢理客(せりきゃく)」「内花(うちはな)」の5つの集落からなります。
←島で唯一の伊是名酒造所。たくさん試飲させてくれた上に、工場内を案内してくれました。伊是名は、米所としても有名ですが、泡盛の材料は、やっぱりタイ米だそうです。親方さんは、親切でいい人で、すごく丁寧に説明して下さいました。ここは、「常盤」、「伊是名島」、「金丸」という名前の泡盛を出していますが(本島でもあまり見ない・・)、お世辞抜きに美味しい!です。泡盛の造詣が深いさーちーが言っているのだから間違いありません。
←さて、これが島一番の美しさを誇る伊是名ビーチ。モクマオウの林に囲まれたきれいなビーチです。この時期はキャンプしている人が多数いました。
さーちーは、もちろん、沖縄の海定番の島ぞうりです。

←さてさて、島散策を続けます。まずは、さーちーの最近の定番?の郵便局シリーズ。伊是名郵便局。小学校の前にあります。
←さーちー永久定番?の小学校シリーズ。伊是名小学校。小学校は島に一つです。沖縄の島的には人口1800人に小学校1つは少ない方かと思われます。
←銘苅殿内(メカルドゥンチ)。尚円王の叔父の家。国の重要文化財です。
←メカルドゥンチ内に咲いていた赤いテッポウユリです。テッポウユリは今、シーズンで、伊江島は白いテッポウユリで有名ですが、伊是名には、赤いテッポウユリがいろんな所に咲いています。
←二見ケ浦海岸です(チヂン山展望台からの眺め)。日本の渚100景に入っているとか!
←そして、二見ケ浦海岸にある「海ギタラ」と「陸ギタラ」。ギタラとは「切り立つ断崖」という意味だそう。
奧の、海の中から出ている岩が海ギタラ、手前の岩が陸ギタラ。
↑ギタラ展望台の裏にある、山のてっぺんにあるアハラ御獄(アハラウタキ)からの眺めです。アハラ御獄に行く道はかなり探さないと見つかりませんが(こんなに絶景なのに、道に表示もない・・)、行く価値アリです。
←ところ変わって、こちらは尚円王御庭公園。小さい島なのに、公園もとてもキレイに手入れされていて、びっくりです。
もちろん、指を差している像が尚円王です。伊是名島出身のもう1人の有名人、木版画家のナカ・ボクネン氏の作です。尚円王は、自分がこれから制覇する沖縄本島の方向を指しています。
←尚円王像の近くにある、尚円王生誕の場所です。この島にいる時には、尚円王の名前は「北の松金」(「北」と書いて「ニシ」、「松金」と書いて「マツガニ」と読む。って、読めない~(笑))という名前でした。働き者で、沖縄制覇をしただけではなく、島一番の美男子だったそうな。
←尚円王ゆかりの名所はまだ続きます。こちらは、「逆田(サカタ)」という名称の尚円王ゆかりのタンボです。昔、尚円王(松金)の田が上の方にあったのだけれども、他の田が枯れていても、いつも松金の田にだけ水があったそうな。下から上に水が流れているのではないかというところから、逆田の名がついたそうです。確かに、ここはどこからか、どんどん水が湧き出ていました。
←島にはちゃんと飛行場もあります!伊是名場外離着陸場。伊是名島には那覇からの飛行機(エアードルフィン)が飛んでいますが、ごらんのとおりの待合い室も何もない空港?です。ただ、いつも飛んでいるわけではなく、乗る人がいる時に飛行機が出るようです。
←これが宿泊したホテル「宝の島」さん。伊是名ビーチのど真ん前のベストロケーションにあって、中がきれいでした。一泊1人6000円。おかみさんが、好きな部屋を選ばせてくれたので、大きな部屋に泊まることができました。海側の部屋と、山側の部屋があります。
←今日を締めくくる、伊是名ビーチの夕日です。
島の酒は島で飲むことにしているさーちーは、伊是名酒造所から購入した「常盤」を飲みながら、眠りについたのでした。伊是名島の夜は本島より冷えるような気がして、涼しい風が爽やかでした。
というわけで、今日もまた1島制覇!明日も、明後日もどんどん行きます。
さーちーの野望達成まであと8島!
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コメント
僕のおもいでの場所に興奮してしまったついでに書き込ませていただきます。
懐かしい。
ここの港にも一匹のヤギが。
地元の子供の「あにーはおよがんと?」の一言に勢いで泳いだこと。
ビーチで子供とサッカーして、「あにーは色白いから、あにーの方は白人チームね」とか。(子供たちがみんな黒かった)
夕方の海岸で、ひとりのオバーと「ハマグリ」(本州のハマグリと違い大きさがシジミくらいの白い貝)を採りながら、一時間くらい話したこと。
「あんた、愛人はおらんの?」
恋人のことらしいです(わかるまで時間かかった)
海、きれいでしたね。
自分のことばかりで失礼しました。
投稿: たけ | 2007年7月16日 (月) 16時45分
たけさん,すごく素敵な島時間を過ごされたんですね~。情景が思い浮かぶようです。
おばあの突然の発言には,ときどき驚かされますよね(笑)。
ちなみに,私の友人は,バス停でバスを待っていると,ときどき見知らぬおばあの車が止まって「バス待ってても来ないよ~。乗っていきなさい~」と,声をかけられるそうです(笑)。
投稿: さーちー | 2007年7月17日 (火) 01時34分
なるほど!僕の先輩にもバス停で同じ体験した人いました。
僕も旅先でおどろかされること多々ありでした。さーちーさんは、きっとここには書ききれないほどのおどろきネタをお持ちのことと思います。マラソンの旗と共に走ってる方もほんの氷山の一角ですよね?
そういうのも聞かせてください。
投稿: たけ | 2007年7月18日 (水) 03時22分
伊是名島から入りました、風人と申します!
私も琉球弧の島55島(有人島)のうち、
51島に入り、残りは4島です!
琉球弧の島人さんは豊かで、
温かい人情ですねぇ!!!
今は、mixiに旅日記・琉球弧風来坊・風人で書いています・・・
投稿: 風人 | 2009年5月31日 (日) 10時56分
風人さん、初めまして!コメントありがとうございます(^^)。
早速にmixiの日記、拝見させていただきました!写真、とてもきれいですね♪ 旅先のお話はもちろん、沖縄文学関係の話題、興味深くて勉強になりました。色々私も観たり読んだりしたくなりました。
「琉球弧」の島々制覇まであと少し、頑張ってくださいね!
投稿: さーちー | 2009年6月 1日 (月) 20時55分