ほ、ほ、ほーたる来い♪
5月から7月は、ホタルの時期。
さーちーの家から15分のところに、「ビオスの丘」という植物園のような自然公園のような施設があるのですが、そこで「蛍ナイトツアー」があると聞き、これまでホタル観察をしたことがないさーちー、早速に行ってきました~。
これが良かった。
まず、夜7時開始で、9時過ぎまで。完全予約制で、7月第1週までの週末の夜のみです。参加料は1500円ですが入園料630円込み+乗船料込みなので、かなりお得です。
コースは、最初にガイドのお兄さんからホタルの生態等について説明を聞いた後、45分のクルーズで園内の川からのホタル観察、その後は森の中を歩いてのホタル観察でした。
ここで、今の時期飛んでいるのは「オキナワスジボタル」。
ホタルっていうと、「こっちの水はあまいぞ~」って歌のとおり、綺麗な水の中に住んでいるかと思っていたけど、日本にいるホタル47種類のうち、幼虫時代を水中で過ごす「水生ホタル」って、ゲンジボタル、ヘイケボタルとクメジマボタルの3種類しかないって、知ってました?残りは、オキナワスジボタルも含めて「陸生ホタル」で、幼虫のときは森林の中に住んでいます。というわけで、ここにいるホタルは、すべて「陸生ホタル」です。
観察開始は、まずは水上。暗い中、ジャングルクルーズの要領で川を進んでいくと、いたいた、います!
「フラ~」と、光りながら、川岸近くや、森の中を2,3匹ずつ飛んでいるのが見えます(大量に飛んでいるのかと思ったので、想像とはちょっと違ったけど、なかなか風情はあります。)。
ちなみに、飛んでいて、ずっと光っているのがオス。葉にじっと止まって、明滅しているのがメスです(勉強になるな~。)。かなり遠くや、森の中の方でも、かなりはっきり見えます。
さらに、この幼虫も光っている!
森の中でよくみるのは、「タテオビクシヒゲボタル」の幼虫ですが、歩いていると、思わず踏みそうになるような、遊歩道の脇の土のそこここに、クリスマスツリーの豆電球を落としたかのような小さな光が(マジで、かなり明るい。あまり点滅もしないで点いている。)、ポッ、ポッと、まるで誘導灯のように光っています(他への威嚇のためらしい)。
そんな中、ガイドさんが用意してくれた「ホタルちょうちん」(ホタルを何匹かペットボトルに入れて明かり代わりにしたもの)をぶら下げた子供さんを先頭に、眩しいくらいの半月の明かりを頼りに、みんなで夜の森の中を散歩するのは、不思議な感じでした。
昨日は沖縄の終戦日である「慰霊の日」。「ホタルの墓」って映画があったけど、平和な時代って幸せだなと、しみじみ。
最後に一句。
「星明かり 瞬く地上も ホタル星」
| 固定リンク
| コメント (1)
| トラックバック (3)
最近のコメント