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2007年10月23日 (火)

そして,ついに・・!最後の島【前島】

さーちーの夏休みはこれでとうとう終了です。

今回,ついに,48島目を制覇してきました。最後は前島(まえじま)です。

前島は,本島と渡嘉敷島の中央くらい(本島からボートで50分)に位置する面積1.6キロ平方メートルの小さな島。慶良間諸島の一番本島寄りに位置する島ですが,昭和27年ころには最高350人いた島民が,昭和37年ころに,台風の被害などで全員本島等に移住してしまい,島が無人化されてしまったため,現在は,最近戻ってきた住人が2人のみ。電気も水道も通ってません。で,公的な交通手段がありません定期便もなければ,去年まではやっていたと思われる前島への観光ツアーも,今年から一切なくなりました。まさに孤島。

 すわ,沖縄の有人離島制覇計画の行方やいかに!?と,正直,その達成を,半分あきらめて,ブログの更新も怠っていたさーちーでしたが,今回,とうとうとうとう行ってきました。

あちこちの漁協さんに電話をして,自力で,漁船をチャーターしたのです(那覇沿岸漁協さん,ありがとうございます)!

沖縄の長い夏の終わりに,離島制覇計画達成の最後の1日が始まります

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←早朝,船は那覇の三重城港を出発。釣り人います。台風情報もあったけど,海はナギです。

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30分も経つと,早くも波間に見えてきました。前島です。予定乗船時間は約50分。さすが船,結構外は揺れてます。

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←そして・・平成19年10月○日午前9時48分

 前島は南北に細長い島で,北と南に港がありますが,その南側のメインの港から・・・上陸しました!

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←前島の南側の集落前ビーチです。当日はもう10月後半なのに,夏真っ盛りでした。

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←これが今回チャーターした救世主(?笑)の船。船長さんは前島出身の方で,今回格安の料金で船を出してくれました。

船長さんは終戦の時に小学校3年生だったそうで,前島には日本軍の上陸がなかったので死んだ住民が一人もいなかったとか(道が幅1mしかないため,軍隊が動きずらかったらしい),米軍が上陸したときは200人以上の住民が一緒に,島の裏の洞窟(ガマ)に隠れたことなどをお話しして下さいました。

まずは,船長さんの案内で島内探検です。

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←ビーチから集落入り口脇の鳥居(ポールでできている。)を通り過ぎると,最初にあるのが小中学校跡(今は畑)です。

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←ここにもヒージャー(やぎ)がいます。ちなみに,これは島の住人のヒージャーですが,島には野生のヒージャーが沢山繁殖していて,それらは全て,自由に捕り放題ということだそうです。ヒージャーハンターの方にはグッドニュースです。

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←島の鎮守です。この建物だけ比較的新しいです。

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←これは島の「水瓶」。坂の一番ふもとにあって,右手の坂の上から流れてくる雨水を,このコンクリの貯水庫の中に貯めておき,左側の蛇口をひねると水が出てくるという仕組みです。以前より島は慢性的な水不足に苛まされていたようです。

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←島の中央の集落跡です。緑の大きな葉っぱの「クワズイモ(食わず芋,という食べられないお芋の葉っぱです)」が生い茂っていました。両側には,廃墟になった家が数件並んでいました。

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石垣の交差点です。当時のメインストリートでしょうか。なるほど,道がとても狭いです。これじゃ軍隊は通りにくかったのでしょうね。

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←これが,現在人の住んでいる家です(プライバシーがあるのでアップしません)。

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海の中もとってもキレイです。集落前のビーチは遠浅(200メートルくらい奥までは,歩けるくらいの深さです)の珊瑚礁で,そこからガクッと突然15メートルくらいの深さになっています。浅いところから,身を乗り出して深みを除くと,とってもとっても「青く」て神秘的です。

魚もニザダイ系の魚がいっぱいいました。(その他チョウチョウウオなどもいましたが,今回はのびのびとシュノーケリングしていて,写真撮影が少な目です。ご容赦下さい。)。

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←珊瑚礁の縁で出会った黄色い点々のついたハコフグ君。正面からのドアップです。

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←写真中央で,石と一体化したような地味の色のお魚は,「一休み」(?笑)中のイソギンポ君です。イソギンポは泳ぐのにお疲れなようで,手(ヒレ)を岩において休憩していた(本当に静止しているのです。)貴重なところをパシャ。

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←ビーチから上がって,船で移動して,北の方の集落の船着き場にも行ってきました。今は無人です。トイレと売店跡がありますが,はっきり言って廃墟状態でした。

子供の海水浴に良さそうな,遠浅の海があります。珊瑚礁の縁は,またガクッと深く落ち込んでいて,海水浴する部分がデーブル状になっています。

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←オマケに(笑),48島制覇の感慨に耽るさーちーです。向こうに見える島は,一番右がハテ島。その次が中島。全部前島の一部です。

これで,ついに(←いい加減,しつこい?笑)48島目

さーちーの野望,達成です~~。

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2007年10月 8日 (月)

ソテツの島【粟国島】

カウントダウンまであと2つ,沖縄の夏はまだまだまだ続きます。

9月最後の週末は快晴に恵まれたので,残された2つのうち1つ,粟国島(アグニジマ)に行ってきました。

粟国島は,中江監督の「ナビィーの恋」という,ナビィおばあの60年越し(?)の恋を描いた映画の舞台になったことで一躍有名になった島です。あの映画では,赤煉瓦の沖縄民家に,紫色のブーゲンビレアがあちこちに咲き乱れる風景が満載で,のどかな沖縄らしい島だったけど,本島の粟国島は,どんな感じなんでしょうワクワク。

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←粟国島へは,本島の港から,フェリーで2時間。ちなみに,フェリーは一日一往復です。午前9:50分に本島から出発し,午後14:00に粟国島を出発します。

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←フェリーはキレイで快適。しかも空いている。予約不要と言われた意味が分かりました。石垣の離島と違って,港を離れてもテレビは写ります。

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きっかり2時間で,粟国港の船着き場に到着~

まずは,基本情報。

粟国は人口900名余り大きさ7.63平方キロメートルの島です。集落は基本的に一つなので,結構栄えて?います。

 早速,自転車を借りて,島内一周の探検に出かけることにしました~。

 まずは,港から集落に向けて出発!

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←こんな感じの集落です。

Ja

←最初に出会った商店。JAなのかコープなのか?売っている泡盛は,久米島が近いからなのか久米仙でした。

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←その次に,お馴染み小学校シリーズ発見。小中学校が一緒になっています。もちろん一校。ちなみに今年の新小学校1年生が7名,新中学校1年生が7名だったそうです。思ったよりも多い!でも2人ずつ席に座ったら,1人余っちゃいますね・・。

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←小学校の前には島唯一の信号。交通法規の勉強も兼ねているモノと思われます。

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←小学校の並びには,民営化直前の郵便局です。

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←郵便局の向かい側にある村役場。ちなみに,粟国は,独立した村なのです。

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村唯一の交番。飲酒運転撲滅の登りも各所にありました。

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大濱倶楽部。倶楽部って,何の?島の公民館のような役割の建物だそうです。映画「ナビィの恋」でも登場しました。

  この当たりで,集落の建物は終わり,いよいよ野生の雰囲気になってきます。

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←島ではこんな感じの原野が続きます。緑色の観葉植物がソテツ。粟国島はこの「ソテツの島」として有名です。ソテツはかつて飢饉の時に食糧にもされたそうです(美味しくはないらしく,食べて死んだ人もたくさんいたらしい。ソテツが多い島は,豊かな島とはいえません・・。)。

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←だからマンホールもソテツなのさ。

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←これが,ソテツの実。島の売店では,ソテツの実で作った味噌(「実噌」という名称。笑)が売られていました。

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←ちょっと中休み。これが映画のナビィーにあやかって出来た「ナビィー食堂」で,昼ご飯(島には,飲食店は3軒しかなくて,そのうち1軒は今日はお休み)。手前が沖縄では定番の,「ナーベラー(へちま)の味噌煮定食」,向こうが「ちゃんぽん(長崎のモノとは違って,野菜炒めの卵綴じがご飯の上に乗っている食べ物)」です。いずれも,500円で激安。しかも美味しかったです。

元気を出して,再スタート!

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←この道はちょっと久高島っぽい?ちゃりんこで島巡りをしたさーちーは,この後舗装していない砂利道に入って散々な目に遭いました・・・(めちゃ暑いし)。みなさん,なるべく大通りを走りましょう(言わなくても,フツーそうする?)。

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←ふーふーいいながら登ったのは,島一番の高いところにある景勝地である筆ん崎のマハナ展望台。とはいっても,一番高いところで標高97メートルです(^^;)。

 海岸のごつごつ感が与那国っぽくて,岸壁がちょっと北大東島っぽかったです。

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←・・・あまりの暑さに寝るさーちー(ちなみに,ここはソテツの野原に立つ,豚さんの小屋です。)

 ・・って気を取り直して(笑)。

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←島唯一の観光客向けの場所??「洞寺(てら)」です。鍾乳洞。

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昔,罰として島流しにあったお坊さんが暮らした場所だとか。佐渡島みたいですね。

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←あ,もうひとつ,観光客にお勧めの場所がありました!この島の名産品「粟国の塩」を作っている工場。

 

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←これは海水を汲み上げて循環させているタワーです。塩作りを簡単に説明すると,①沖合100メートルから海水を汲み上げて,②これを,このタワーの天井から吊している何100本の竹を伝わらせて温風をかけることにより煮詰めて,③そこから,火でさらに煮詰めて,にがりを除いて塩を作っているそうです。実は,工場の人が丁寧に説明して教えて下さいました。タダで,しかも,帰りにお土産に塩をくれました。粟国の塩って,100g600円くらいする高級塩なのに!粟国の塩工場,親切すぎ~。

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←なんのかんのいっても,島の主要産業はさとうきび。さとうきび畑ザワワです。あと,お土産にも使われている,「もちきび」というツブツブの実がこの島の隠れた名産。BUT,もちきびは,ちょうど刈り入れが終わった時期だそうで,どの植物から収穫されるのかは分かりませんでした・・。

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←島には,実は,東の方に,空港もあります!!(大きいのに,看板がなくて,なかなか見つからず・・。最初から観光客を当てにしていない?)。それだけでもびっくりなのに,なんといっても,一日に那覇との間で往復便が3便ずつあるのでびっくりしました。このあまり観光地化されておらず,人も少ないこの島への航空便を誰が利用するんだあ?・・・と思ったら,島の人の話では,出張で来る人とかが多いということでした。

最後は,島唯一の海水浴場「ウーグの浜」です。Photo_3

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白砂がとても美しく,外見はかなりキレイ。シャワー施設も一応あります(無料)。ただ,潜ってみたら,かなり沖まで行ってもサンゴはほとんどなくて,水も透明度は低くて(台風の影響もあり),お魚もいなかったのが,残念。

どうりで,粟国島,こんなにキレイなのに,人がいないはずです。

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←唯一ムラサメモンガラが何匹か泳いでいました。

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←これで島を1週して,港の方に戻ってきました。これがさーちーの宿泊したプチホテルいさ。チェックアウトの時間を過ぎても,フェリーが出航する時間まで無理して部屋を使わせていただいて,ありがとうございました!赤・青・緑のステンドグラスから入る光が美しいお洒落な部屋と,親切で気さくなおかみさんの,とっても素晴らしい良い宿でした。

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暮れなずむ遊歩道。宿のすぐ目の前当たりから,海岸に沿って,かなり長いボードウォークが最近作られたそうで,散歩にピッタリ♪さーちーは,日が沈む直前の夕暮れのこの時間帯が大好きです。

ちなみに,「ナビィの恋」で,なびぃおばあさんが船に乗って島を離れていくシーンは,ここで撮影したそうです。

長くなりましたが,これで,これで,とうとう47島制覇です!

ついに来ました。

さーちーの野望達成まであと1島!!!!

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