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2008年1月12日 (土)

波乱の渡名喜島(その過ごし方)

この間報告したとおり、渡名喜島に4泊5日も閉じ込められるという貴重な体験をしたさーちー。

まったくの予定外なので、本もゲームも持っておらず、手持ち無沙汰の現代っ子。

この島で一体、何をして過ごしていたのか?

その1 周遊道路の散歩

 まずは、もちろん、これです。

 渡名喜島は、南北に2つの山があって、中央に集落があるという位置関係になっており、かなり整備された周遊道路(ハイキングコースみたいなの)が、島の北半分と、南半分にそれぞれあります。  両方に展望台が設けられています。

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←渡名喜島にはこんな感じの岩山がそびえています(低いけどね)。

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←島の南の山頂付近の展望台からの眺め

Photo_3←渡名喜村は、実は「渡名喜島」と、無人島の「入砂島」の2つから成り立っています。

 で、これが、渡名喜島の西側にある入砂島です。天気がよければもっと綺麗な島です。島を囲むさんご礁がくっきりと見えます。あの、NHKドラマ「ちゅらさん」のオープニングで映る、バツグンに綺麗な海に浮かぶ島なのですが、実は、ここは米軍の射撃訓練場で使われているので、周辺が立ち入り禁止区域になっています。おそらく、ここを米軍が占めていることにより、渡名喜島が小さいながらも立派なたたずまいでやっていけているのではなかろうと推察されます。

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村花「河原なでしこ」です。渡名喜島と久米島にしか自生していない貴重な植物です。白とピンクがあります。

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マンホールの絵柄も「河原なでしこ」

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←島の北にある聖なるウタキ、里殿。もちろん、手を合わせてお祈りしてから撮りました。

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←里ウタキから見た「東浜(あがりばま)」。島唯一、かつ、島随一の海水浴場です

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←一方、島の北側にある展望台から見ると、こんな感じです。集落と港です。

その2 村落内の探索

 ちょうど中間地点にある島の村落は、15分くらいで、あっという間に回れてしまいます。

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←けれど?、小中学校はこんなに豪華です。

Photo_10 ←もちろん、郵政民営化の下でも小綺麗な郵便局もあります。

Photo_11交番も小綺麗な赤瓦の建物です。

その3 島にんじん

 2日もあれば島は2周くらい回れてしまい、延泊に次ぐ延泊の間、あまりに暇なさーちーは、島人のおばさんを捕まえて、無理やり(本当に強引に!)、友達になってもらい、渡名喜島名産の「島人参」の畑いじりをさせてもらいました。島人参は、津堅島で作っているようなふつーの人参よりも細長くて、ごぼうみたいですが、普通のにんじんよりクセがなくて、やわらかいです。沖縄の旧暦のお正月には、欠かせない食材です。

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島人参畑

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島人参と格闘するさーちー。山芋堀りと一緒で、長い人参を折らないように頑張ってます。

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←、で、これが大晦日に収穫した人参です。おばさんの好意に甘えて、収穫した人参はいただいてしまいました。

4 その他・・魚釣り

 唯一、島の売店で売っていた「釣り糸」を買って、宿の朝のおかずの「サバ」を餌にして釣りも試みました(他にも釣っている人はいたけど、本島でオキアミを大量購入してから来ている様子)。

 港の海には、ミジュン(アジ)の群れが目でみえるのだけど、何しろ、釣竿を貸している店も、釣り餌を売っている店もないから、糸を手でたぐりながらです。1度は魚が餌を食べて引っかかってくれたのですが、ばれてしまい、「サバでアジを釣る」は成功せず。

 でしたが、ビュービューの北風の中、サバイバル感はバツグンでした~。

 

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2008年1月 3日 (木)

渡名喜島、ふたたび~波乱の年明け~

新年、明けましておめでとうございます(ってだいぶ、遅ればせながら、ですが・・)!

突然ですが、「年忘れの1泊だけ」のつもりで、年末に渡名喜島に行ってきました。前回は2年前にかるうく制覇しましたが、とってもかるうく制覇しただけだったので(前回のブログ参照)、今回はヘビーに制覇してきました。

渡名喜島は、沖縄本島から54キロ海上。行政上は「渡名喜村」。人口約450人、沖縄県でもっとも人口の少ない村です。徒歩で一周、3時間程度の小さな島です。

そんな渡名喜島で1度、住民気分で泊まってみたい!!

しかし、こんなささやかな願いが、その後、さーちーの島制覇2年を締めくくる「波乱の年末年始」の始まりだったのでした・・。

渡名喜島といえば、なんといっても整備されたフクギの集落で有名。ひたすら、集落の家はフクギで囲まれています。フクギは防風の機能隣家との関係でプライバシーを保護する機能があるといわれています。

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また、嬉しいことに、路地は舗装されていません。あたかも京都の町屋のように、入り組んだ路地に、白砂がまかれ、落ちているゴミも枯葉もなく、熊手で掃除した跡が、幾筋もついているのです。これは、無形文化財として認められている、100年以上続くこの島の「早起き会」という島民の行事で、毎週3回、島の子供たちが朝から道を掃除しているため。他の沖縄の島とも一風違った、本当に、気持ちがいい村道です。

 島に住民気分で泊まりたいという願いを叶えるため、素敵な家を貸してくださるのが、民宿「ふくぎ屋」さん。人のいなくなった民家を全面的にリフォームして、一軒家として(しかも1泊3食付きで6500円!)貸して下さってます。町並みの保存と、観光の両方に役立ってまさに1石2鳥。これまた、渡名喜島独自の素晴らしい取り組みです。

ちなみに、ふくぎ屋さんのキャッチコピーは、

「まだ、渡名喜島がある」

です。

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これがさーちーの泊まった宿。です。他のふくぎ並木の家と、まったく同じで、フクギに囲まれていて、まさに住民の一員気分。なかなか住み心地よかったです。

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←屋根の上のシーサー

くつろいだり、島1周散歩をしたりして、夜は、「ふくぎ屋」さんの本館の方まで、夕食を食べにでかけていきます。

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島のメインストリート村道1号線。これが夜になると・・・

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フットライトによるライトアップがされます。渡名喜島宿泊の目的は、これを見ることにもあったのです。白砂に反映して、静かな島に幻想的な雰囲気です。

そんなこんなで、島で楽しく1泊して、大満足で、翌朝10時のフェリーで本島に帰って、家で大掃除をしよう・・と。

が、しかし・・・・。

朝、宿に行くと、1日1便しかない定期便が、強い北風の影響で欠航とのこと!!ガビーン!!

別に台風とか来ているわけでもないし、雨も降っていないのにーー!

慌てて港に駆け寄って様子をみると・・

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←雨は降っていないものの、こんな感じで港の空は怪しい雲行き。強い北風吹きまくり

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←港の沖合いをみると、確かに波は高そうです。(秒速4mを超えると港に船が入らないらしい)

ということで、まったく予定外に延泊決定です

しかも・・・

事態は、これだけでは済まなかった。

その翌日も船が来ない。そして・・・

そのさらに翌日も船が来ない。・・・3日連続ですよ、アナタ!

ということで、1泊2日の予定が、4泊5日してしまい、掃除も洗濯も年越しも年明けも、念願どおり、島の住民として行ってしまう羽目になってしまったさーちーなのでした

ちなみに、渡名喜島は、本当に、人も物も店もありません。本当にすることがないって、久しぶりというか、初めての経験かもです。

しかも、一日中北風ビュービューでした。今、さーちーは、フクギ並木の有用性を実感をもって語れる数少ないナイチャーです。

1月2日、とうとう、船が入港。

港で待つ人々の見つめる中、近づいてくるフェリー。「港に入るかどうかは、近づいて海の状況をみてからの船長判断です」と言われてしまったため、船長にプレッシャーをかけようと、港に1列に並んで、手を振る我々。頼むから、港に入ってくれ~。

気分は、ほとんど、南極越冬隊です。

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そして、無事入港!

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帰路の船の揺れは。なあんにも気にならなかったさーちーでした。

 <オマケの独り言>

 それにしても、年始早々、天気に翻弄されてしまいましたが、問題は、久米商船の久米島と沖縄本島の間の往復フェリーは、ずっと通常どおり営業していたということ(渡名喜島は、沖縄本島と久米島の中間に位置します)。風が4メートル毎秒以上あったにせよ、はっきりいって、渡名喜島には観光客がいない(さーちーを含めて数人。確実に2桁はいない)、久米島には観光客がいる、その違いが露骨に出ています。

マイナー離島の悲哀を感じたさーちーですが、久米商船の公共交通機関としての使命感のなさぶりも、かなり問題だと思います。普段多忙なさーちーは今回正月でなかったら20万円を支出してヘリコプターをチャーターせざるをえないところでした。

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