宮古島3日目(アップはずいぶん経ってしまいましたが・・笑)。
朝、ホテルで目覚めると天気が曇りだったので、シュノーケリングはあきらめて、島制覇に精を出す?ことに今日の方針を決断!早速、レンタカー屋さんに駆け込みました。
目的地は、残された宮古諸島の残りの3つ、西南側の伊良部・下地島と、東北側の大神島です。
まずは、平良港(ひららこう)へレンタカーで乗り込み、目指すは伊良部・下地島です。
伊良部島へは船で12分、あっという間に行けます。便数もとても多いです。 伊良部島は人口も6500人くらい。
島には信号も何個かあります(ちなみに、昨日の多良間島には1つだけ)。道はとっても空いていて、走っている車があっても、なぜかとっても安全運転でした(みんな、20キロから30キロくらいで走っている)。
港に着いてちょっと坂をあがったところに集落があります。
ちなみに、集落に入ったところの、コンビニの看板↓
・・・「この先」っていうか。。。「この島唯一のコンビニ」なんですけど。。(笑)
集落全体は、さーちーのイメージとしては、なんだか、熱海のイメージでした。島の東側の海沿いの斜面に家が並んでいます。道が細くてうねうねしているところも熱海に似ていると思いました。ただし、熱海との違いは、沖縄らしく「お墓」にあります。
お墓を写真に撮るのは失礼かもしれないけど、ごめんなさい。こんなお墓が斜面の一番上の道の、一番日当たりの良いところに並んでいます。沖縄では、一番に良い場所をお墓にするという話を聞きましたが、まさにそのとおりという感じがしました。
←これは単なる巨大オブジェです(が、鳥好きのさーちー的には見逃せない。)。
もとい、船を見送る岬という意味の「フナウサギバナタ」です。・・発音の切り方は、「フナ・ウサギ・バナタ」です、...多分。。(「船を見送る岬」の意だそう)。
この像はサシバ(ワシ)をモデルにしたもの。10月ころサシバの大群が伊良部島に大量にやってくるそうで、そのことに由来しているものです~。
さて、伊良部島の名物ポイントは、ここ「佐和田の浜海水浴場」。
干潮だったのですが、ひたすら遠くまで、ひざ以下の水深が続いていました(さーちーもじゃぶじゃぶしたけど、水がぬるかったです。)。遠浅の海に、ずっと岩がごつごつあるのが特徴です。なんでも、250年くらい前の津波で運ばれてきたんだとか。なかなか絶景です。
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と、伊良部島をドライブしていたら。。いつのまにか、下地島にいました。伊良部島と下地島の間には、細い川みたいのがあるだけなのです。その川がこれ!
もとは同じ島だったのでは!?
・・まあ、いずれにしても、オフィシャルに島であることには何の問題もないようで、さーちーの野望一個達成なので何の不満もありません。
下地島には大部分、下地島空港がありますが、これはパイロットの訓練のための施設で、我々が乗るための飛行機は置いてません。
空港の周りの海はめちゃめちゃキレイでした。今回の旅行では一押しかな~。
これは、下地島の名所「通り池」です。
池は二つあります。二つとも下で海とつながっていて、淡水と海水が混じっているのだそうです。地下25メートル以上深いところでつながっているそうで、さーちーのダイビング技術じゃとても海から入ってここまで上がってくることはできないようです。
ちなみに、「通り池」の周辺は、何故かちょっと知床半島チックでした。
サシバが来るのはこの「通り池」のところらしいです。また10月に来てみたい~。
あとで、調べたら下地島はなんと人口40人だそうです。陸続き?だというのに伊良部島とずいぶん違います。大部分が、空港だからあまり住むのには適していないのでしょうか、確かに、あまり家は見なかったような気がします。国道を渡ったところにガソリンスタンドがあったような気がするけど・・・。
ちなみに、ゴルフ場もあるのですが、何故か名前は「サシバリンクス伊良部」でした・・・
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午後は、今度は、残された最後の1島、大神島へ。
ここは、「聖なる島」として、地元の人に大切にされている島とのことです。ガイドブックにも、ほとんど情報が載っていません。
ちなみに、向かうドライブ途中の本島で、「人頭税石」を通りました。
なんと明治36年まで宮古島には政府から人頭税が課せられていて、15歳以上50歳未満の男性には穀物、女性には織物が税として課されていたそうです。この石より身長が大きくなると人頭税の対象になるとかいう話もあるそうです(本当は年齢を基準にしていたらしい)。
大神島へは、本島の北東の「島尻漁港」から行けます。

大神島には一日5往復の定期便があります。定期便が発着する島尻漁港はメイン道路を離れたひっそりとしたところにあります。
定員24名乗りの定期便にはさーちーの他2名の客しか乗っていませんでしたが(採算とれるんだろうか・・?)、島の唯一の足として重要な役割をになっていることが、船の中に書いてあった、いろんな物の運賃表からうかがわれました。
15分揺られると、大神島に到着です。
とりあえず、大神島の港は何もなくて、ひたすら暑い!
そもそも、地図もないし、案内板もないしで、相変わらず、手探りでの探検です。
港の前にあった道を左に行って...、
しばらくすると、島の真ん中の山の方に行く道があったので、ひたすら登り...(相変わらず行き先不明)...すると、集落に出ました。
そして、小学校と中学校があるのを発見。花壇に花が育てられていて、ちゃんと開校している雰囲気。生徒は何人いるのかな(ちなみに、島人口は49人)?
集落の中をちょっと歩くと、遠見台という島のてっぺんに登る道があって、登ったところはとっても見晴らしが良かったです。爽快でした。
遠見台の岩は神聖な岩だそうで、上に登ってはいけないそうです。島の一番中央の一番高いところで、鎮座している岩というのは、島にとっての守り神なんでしょうね。また、この遠見台自体も、祭りの時期には登ってはダメだそうです。
帰り際に、海岸でシュノーケルしているグループを見かけたので、さーちーもちょっと覗きましたが、上からもお魚がいっぱい見えました。見て下さい、この透明度!
←青いのは、ガラスじゃなくてお魚ですよ~。水槽じゃなくて、海ですよ~!
うー、シュノーケリングセット持ってくれば良かった~。当然ながら、店にはダイビングショップとかそういった機材を貸すようなところはありません(そもそもこの島にはお店というものがないようです。自動販売機は一台ありました。)。
本当に、静かな島でした。観光化が全くされていないことは確かです。他の島と比べて、やはりちょっと神秘な感じがしました。今回の旅の中では一番、印象に残りました。
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そして、めでたくこれにて、宮古諸島8つを制覇です。
さーちーの野望達成まで、あと24島!
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