2006年11月 3日 (金)

続々泡盛体験【多良川・八重泉・やえま】

この3連休は離島制覇計画がなくて寂しいので(笑)、代わりに今回は、

           離島の泡盛

を紹介します~!

 泡盛は沖縄本島だけでなく、もちろん、他の島でも盛んに作ってます(久米島の久米仙は前回の「続泡盛」参照)。 
 まず、これは、石垣島のお酒です~。
Photo_193

 「八重泉(やえせん)」(何故かミニボトル←ホテルのミニバーから買ったからですね。)。

 八重山諸島の飲み屋さんに行くと、この「八重泉」と「直火請福(じかびせいふく)」の二つの泡盛が圧倒的にシェアが高く、しのぎを削って置いてあります(飲み屋さんの前にどっちのブランドの「のぼり」がでているかで分かる!)。 いずれか一方が常に売れているというわけではなく、営業さんの活躍によって、年によってどっちの方が売上げが多いかが変わるそうです。営業さんも、成果がすぐに見えてしまって、大変ですね(^^;)。

 Photo_194 次に、この写真左が「やえま」。「やえま」は、上の2つに比べればちょっとマイナーな感じの泡盛ですが、実はこの泡盛、原材料が「八重山産ひとめぼれ100%」というちょっと変わったお酒なのです。泡盛はその原料が全てタイ米なのですが、この泡盛だけそもそも原材料が違うのです。

 で、味はどうかというと、明らかに違う!で、ひとめぼれから作った「やえま」の方が美味しいのかというと、実はさーちー的にはちょっと???です。確かに、やえまは他の泡盛よりは日本酒に近い味がすることは確かです。ただ、泡盛的に美味しいと評価するかどうかは微妙です(むしろ、日本酒特有の二日酔いが残る予感を感じさせる味がします。もちろん、日本酒は醸造酒で、泡盛は蒸留酒なので、日本酒のような二日酔いをすることはないと思うけど。)。あ、もちろん、不味いということでは決してないので、まあ、一回は飲んでみる価値あります!

 一方、これは、宮古島のお酒です。
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←「多良川(たらがわ)」、俗に「多良川ブラウン」と呼ばれているお酒です(茶色いボトルだからですね)。多良川は、クセがなくて、すっきり飲みやすいザンシロ系のお酒で、やはりウチナンチュの定番として人気です。

この多良川を作っている多良川酒造は、宮古島最大手の酒造で、他には「琉球王朝(りゅうきゅうおうちょう)」という泡盛が有名です。宮古島は島自体が珊瑚礁でできているため、その珊瑚礁で濾過された宮古島の水でできたお酒は美味しいという定評です。 

ちなみに、「沖縄JOHO」の2006年「島んちゅランキング」(笑)では、1位「残波」2位「菊之露VIPゴールド」3位「琉球王朝」でした~。

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2006年10月 8日 (日)

続・泡盛体験2【久米仙・菊の露・龍・松藤】

突然ですが、泡盛って、水で割って、一晩置いておくと、美味しくなるって、知ってました~?最近、そんなことを聞いて確かめてみたら、確かに、味が違うのです!

って、そんな、他のお酒とはひと味違う魅力のある泡盛。

前回ザンシロ・ザンクロを紹介しましたが、今日はさらにがんがん泡盛を紹介していきます~(ちなみに、以下全部さーちーが飲んだ空き瓶なのです!いえいえ、あくまで研究のため頑張っているわけで、決して一日中飲んでわけではないですよ・・!)。

まずは、「久米島の久米仙(くめせん)」シリーズ。
Photo_173  以前、久米島制覇をしたときに、工場訪問もした、久米島のお酒です。 久米仙は沖縄では超メジャーな泡盛(CMもオリオン並にしている。)で、東京の酒屋さんとかでも普通に置いてあることが多いものです。

  この瓶の真ん中が普通の久米仙、右側が古酒(クースー)タイプのものです。泡盛は、大体こういう風に各種類ごとに、普通のものと、古酒タイプがあります。ワインのように「何年経ったのが飲み頃」ってのも、ないみたいで、古いものが美味しいとされています。

 値段も高くて、真ん中の普通の久米仙が500円~600円くらいなのに対して、右の古酒はその5,6倍の価格です。 こPhoto_175 の古酒は7年古酒と10年古酒のブレンドだとラベルに書いてありました。

 ちなみに、そのメカニズムは分かっていないそうですが、泡盛の古酒は、ワインやウイスキーのように樽に入れておく訳ではなくて、単に瓶に入れて時間が経てば自然に美味しくなるそうです。

 で、実際美味しいかというのが問題ですが・・、確かに、素人にも分かるくらいの違いはあります!古酒は水割りで薄めて飲むと甘くまろやかな美味しい味がします。

  ところで、上の写真の3本のうち、左側の瓶は「伊江仙(いえせん)」で、伊江島で売っていたので買ってきました。が、家に帰って、後ろのラベルを見たら久米仙酒造のお酒であることが分かりました。要するに中身は久米仙なのですね。伊江島のお酒だと思って、自分のお土産で買ってしまったのに、ちょっとだけがっくりのさーちーでした。久米仙酒造さんは、かなり手広く商品を出しているんですね~。

 一方、沖縄のこれまたメジャーな泡盛が「菊の露」シリーズです。
Photo_174

菊の露もメジャーな泡盛です。これもやはり右側が普通の菊の露左側が古酒の菊の露ゴールドです。ある時、近所のおばちゃんと泡盛の話をした時、菊の露ゴールドが一番美味しいとの勧めを受け、また、さーちーの知り合いも、知り合いのお店のお姉さんから、菊の露ゴールドが一番美味しいと勧めを受けたとのことで、買ってしまいました。 ということで、今のところ、うちなんちゅ女性の人気ナンバーワンの泡盛です~。

 最後は、やはり、地元を愛するさーちーとしては、さーちーの在住の本島中部のお酒を紹介させていただきます(といっても、内地ではまず見かけないと思うのですが(^^;)、どこかで見る機会があったら、ラッキーと思って、是非飲んでみて下さい!)。

Photo_176 左が「龍(たつ)」右が「松藤(まつふじ)」です。どっちも飲みやすくて美味しいです。「龍」は金武酒造さんのお酒で(だからか、ラベルも金色!)、中部の金武(きん)町という町の洞窟内で貯蔵しているそうです。

 「松藤」は、同じく金武町所在の酒造さんである「崎山酒造」さんのものですが、松はともかく、「藤」なんて沖縄で見たことないのに、なんで~?と思っていたら、「二代目崎山起松と藤子夫婦の名前から一字ずつをとり命名した泡盛」なんですって。夫婦の愛が詰まったお酒なんですね♪

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2006年9月16日 (土)

TYPHOONで乾杯!

 現在、強い台風13号が沖縄本島上陸まっただ中です。というわけで、さきほど食料品を買い込み、おうちで「巣ごもり」しているさーちーです。

 さて、実はさーちーはこの夏、ずっと探していた商品がありました。その名も「TYPHOON」

 8月上旬ころに発売というのを7月に新聞で読んで以来、近くのコンビニで探していたのですが(さーちーの住んでいるところまで流通していなかったのかも・・)、奇しくも(笑)今日、スーパーで発見し、13号とともに我が家にやってきました。

 それがこれです~!↓    

Typhoon_1 ヘリオス酒造さんが出したラムカクテルです。

 沖縄産のさとうきび100%で作ったホワイトラムを、これまた沖縄産シークワーサー果汁で割ったという何とも贅沢なもの。コレは、沖縄探求者であるさーちーとしては、是非飲んでみたい~と思っていたのです。

 ちなみに、カンチューハイコーナーに並んでいましたが、100円前半の並びの商品と比べて、 210円というお値段設定(オリオンドラフトビールより高い!)ですから、自信のほどが伺えます。

 というわけで、早速、お昼から(だって、雨戸の外はすごい風の音だし・・)、飲んでみることにしました。プルトップを開けると、柑橘系の甘い匂い。ふむふむ。そして、お味は。

 「・・・・・・・・」

この後味は・・(汗)。

少なくとも、これまで飲んだことがない味です(笑)。なんか、終戦直後のアメリカンな感じの味です(笑。ヘリオス酒造さん、ごめんなさい。そのころを全然知らないわけなので、あくまでイメージです、イメージ!)。

これは、ホワイトラムの味がこういう味なのかも・・? 今度は、別の機会にホワイトラムを単独で飲んでみて、比べてみることにします~。

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呑んでひやるがヘイッ

 沖縄で放映されているテレビ番組は、「内地」と同じものがほとんどですが(ただし、放送時間とか、場合によっては放送時期が違う。)、番組の間に流れるCMは、実はローカルなものが半分くらい占めています(なかには、マックスバリューという大手スーパーの「土日市」の広告とか・・・。笑)。深夜番組になると、さらにその割合が増えます。

 もっとも、ローカルCMはあまり凝ったものはないのですが・・・、一番良く見るのは、なんと言って地元の代表企業(?)「オリオンビール」のCM。 特に「ドラフト」、「麦職人」、「サザンスター」の3種類の銘柄のCMをよく見るかな~。これらは、どれも沖縄の夏と海を彷彿とさせるスカッとさわやか系CMです(特に「青のオリオン」がキャッチコピーの、「サザンスター」のCMは、スタイルのいいお姉さんたちがビーチパーティーしてノリノリで踊ってたりして、夏とドラマの予感って感じです~)。

  一方で・・逆の意味で沖縄らしい力の抜けたCMなのが、先日話をアップした泡盛「残波」の比嘉酒造さんのCM。居酒屋で、大勢の人が歌いながら残白を飲んでて、その中心で歌手の人が歌っているという設定なんだけど、みんな、本当に飲み会の最中みたいに普通~の感じ。そして歌詞が「沖縄残波、呑んでひやるがヘイッ、あわもりざ~ん~ぱ~」というこれまた力の抜けた歌詞。

  でも、あの曲が頭に抜けて離れない~。聞きたい方は、↓から聞けます!http://www.bubble-b.com/mt3/archives/2006/01/bubblebzanshiro.html

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2006年9月11日 (月)

泡盛体験1【zanshiro/zankuro】

 沖縄では飲酒が盛んと言って良いでしょう。

 うちなんちゅは、見たとおり?基本的にお酒に強い人が多いです(とはいっても、一滴も飲めない知り合いのうちなんちゅもいっぱいいます。)。沖縄で「酒」と言えば、もちろん、泡盛のことをいいます。日本酒でも、ウイスキーでも、ワインでもありません!そして、沖縄では泡盛のことは、「シマ」といいます(居酒屋さんでも「島ください」とか言います)。
 何を隠そうさーちーは実は少々いける口!                              ということで、さーちーがこれまで飲んだ泡盛の一言解説をしてみます~(あくまでもさーちーの主観なので酒造メーカーの人は気にしないでね)。といっても、基本的に泡盛の味はみんな似ていて、微妙な違いは分からないのですが・・・。要するに、さーちー島巡りと並行して実は泡盛巡りもしていたということです。うふふ。今から泡盛入門する人は参考にでもして下さい~。

  記念すべき(?)トップバッターを飾るのは、「残波(ざんぱ)」
Photo_169 Photo_170
 これは沖縄本島のお酒です。
 右の方が残波の黒(略して愛称「残黒(ざんくろ)」、左の方が残波の白(同じく「残白(ざんしろ)」)。おそらく、本島の飲み屋さんでは、一番メジャーなシマです。
 黒はアルコール濃度が30パーセントで、白のアルコール濃度は25パーセントです。白はスーパーで千円前後で売られています。黒はもうちょっと安い値段で売られています。
 沖縄の周囲の若者に聞くと、「ザンシロが一番好き」という人が多いです。確かにさーちーも美味しいと思う。甘くて飲みやすいのですね(さーちーの美味しいとは、飲みやすいという意味ですので、念のため。)。

 ちなみに、泡盛というのは、必ずを入れて飲みます。他の焼酎と違って、お湯割りをして飲んでいるのを見たことはありません。冷たくすると、とても甘い味がするのです。ちなみに、若い女性が出てくる夜のお店に行くと、必ずといって良いほど、この残波の白が出てくるそうです(ボトルは一本1万円くらいするらしい・・、ボロ儲けですね~。)。ポピュラーな泡盛だと思いますので、初心者にはお勧めです。

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