2007年10月 8日 (月)

ソテツの島【粟国島】

カウントダウンまであと2つ,沖縄の夏はまだまだまだ続きます。

9月最後の週末は快晴に恵まれたので,残された2つのうち1つ,粟国島(アグニジマ)に行ってきました。

粟国島は,中江監督の「ナビィーの恋」という,ナビィおばあの60年越し(?)の恋を描いた映画の舞台になったことで一躍有名になった島です。あの映画では,赤煉瓦の沖縄民家に,紫色のブーゲンビレアがあちこちに咲き乱れる風景が満載で,のどかな沖縄らしい島だったけど,本島の粟国島は,どんな感じなんでしょうワクワク。

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←粟国島へは,本島の港から,フェリーで2時間。ちなみに,フェリーは一日一往復です。午前9:50分に本島から出発し,午後14:00に粟国島を出発します。

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←フェリーはキレイで快適。しかも空いている。予約不要と言われた意味が分かりました。石垣の離島と違って,港を離れてもテレビは写ります。

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きっかり2時間で,粟国港の船着き場に到着~

まずは,基本情報。

粟国は人口900名余り大きさ7.63平方キロメートルの島です。集落は基本的に一つなので,結構栄えて?います。

 早速,自転車を借りて,島内一周の探検に出かけることにしました~。

 まずは,港から集落に向けて出発!

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←こんな感じの集落です。

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←最初に出会った商店。JAなのかコープなのか?売っている泡盛は,久米島が近いからなのか久米仙でした。

Photo_2 ←ここでGETしたお土産。①「もちきび」かりんとう(普通のかりんとうよりも,中身が詰まってて,クッキーみたいです),②粟国の塩,③粟国の塩と黒糖入りの羊羹です。

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←その次に,お馴染み小学校シリーズ発見。小中学校が一緒になっています。もちろん一校。ちなみに今年の新小学校1年生が7名,新中学校1年生が7名だったそうです。思ったよりも多い!でも2人ずつ席に座ったら,1人余っちゃいますね・・。

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←小学校の前には島唯一の信号。交通法規の勉強も兼ねているモノと思われます。

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←小学校の並びには,民営化直前の郵便局です。

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←郵便局の向かい側にある村役場。ちなみに,粟国は,独立した村なのです。

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村唯一の交番。飲酒運転撲滅の登りも各所にありました。

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大濱倶楽部。倶楽部って,何の?島の公民館のような役割の建物だそうです。映画「ナビィの恋」でも登場しました。

  この当たりで,集落の建物は終わり,いよいよ野生の雰囲気になってきます。

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←島ではこんな感じの原野が続きます。緑色の観葉植物がソテツ。粟国島はこの「ソテツの島」として有名です。ソテツはかつて飢饉の時に食糧にもされたそうです(美味しくはないらしく,食べて死んだ人もたくさんいたらしい。ソテツが多い島は,豊かな島とはいえません・・。)。

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←だからマンホールもソテツなのさ。

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←これが,ソテツの実。島の売店では,ソテツの実で作った味噌(「実噌」という名称。笑)が売られていました。

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←ちょっと中休み。これが映画のナビィーにあやかって出来た「ナビィー食堂」で,昼ご飯(島には,飲食店は3軒しかなくて,そのうち1軒は今日はお休み)。手前が沖縄では定番の,「ナーベラー(へちま)の味噌煮定食」,向こうが「ちゃんぽん(長崎のモノとは違って,野菜炒めの卵綴じがご飯の上に乗っている食べ物)」です。いずれも,500円で激安。しかも美味しかったです。

元気を出して,再スタート!

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←この道はちょっと久高島っぽい?ちゃりんこで島巡りをしたさーちーは,この後舗装していない砂利道に入って散々な目に遭いました・・・(めちゃ暑いし)。みなさん,なるべく大通りを走りましょう(言わなくても,フツーそうする?)。

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←ふーふーいいながら登ったのは,島一番の高いところにある景勝地である筆ん崎のマハナ展望台。とはいっても,一番高いところで標高97メートルです(^^;)。

 海岸のごつごつ感が与那国っぽくて,岸壁がちょっと北大東島っぽかったです。

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←・・・あまりの暑さに寝るさーちー(ちなみに,ここはソテツの野原に立つ,豚さんの小屋です。)

 ・・って気を取り直して(笑)。

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←島唯一の観光客向けの場所??「洞寺(てら)」です。鍾乳洞。

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昔,罰として島流しにあったお坊さんが暮らした場所だとか。佐渡島みたいですね。

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←あ,もうひとつ,観光客にお勧めの場所がありました!この島の名産品「粟国の塩」を作っている工場。

 

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←これは海水を汲み上げて循環させているタワーです。塩作りを簡単に説明すると,①沖合100メートルから海水を汲み上げて,②これを,このタワーの天井から吊している何100本の竹を伝わらせて温風をかけることにより煮詰めて,③そこから,火でさらに煮詰めて,にがりを除いて塩を作っているそうです。実は,工場の人が丁寧に説明して教えて下さいました。タダで,しかも,帰りにお土産に塩をくれました。粟国の塩って,100g600円くらいする高級塩なのに!粟国の塩工場,親切すぎ~。

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←なんのかんのいっても,島の主要産業はさとうきび。さとうきび畑ザワワです。あと,お土産にも使われている,「もちきび」というツブツブの実がこの島の隠れた名産。BUT,もちきびは,ちょうど刈り入れが終わった時期だそうで,どの植物から収穫されるのかは分かりませんでした・・。

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←島には,実は,東の方に,空港もあります!!(大きいのに,看板がなくて,なかなか見つからず・・。最初から観光客を当てにしていない?)。それだけでもびっくりなのに,なんといっても,一日に那覇との間で往復便が3便ずつあるのでびっくりしました。このあまり観光地化されておらず,人も少ないこの島への航空便を誰が利用するんだあ?・・・と思ったら,島の人の話では,出張で来る人とかが多いということでした。

最後は,島唯一の海水浴場「ウーグの浜」です。Photo_3

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白砂がとても美しく,外見はかなりキレイ。シャワー施設も一応あります(無料)。ただ,潜ってみたら,かなり沖まで行ってもサンゴはほとんどなくて,水も透明度は低くて(台風の影響もあり),お魚もいなかったのが,残念。

どうりで,粟国島,こんなにキレイなのに,人がいないはずです。

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←唯一ムラサメモンガラが何匹か泳いでいました。

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←これで島を1週して,港の方に戻ってきました。これがさーちーの宿泊したプチホテルいさ。チェックアウトの時間を過ぎても,フェリーが出航する時間まで無理して部屋を使わせていただいて,ありがとうございました!赤・青・緑のステンドグラスから入る光が美しいお洒落な部屋と,親切で気さくなおかみさんの,とっても素晴らしい良い宿でした。

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暮れなずむ遊歩道。宿のすぐ目の前当たりから,海岸に沿って,かなり長いボードウォークが最近作られたそうで,散歩にピッタリ♪さーちーは,日が沈む直前の夕暮れのこの時間帯が大好きです。

ちなみに,「ナビィの恋」で,なびぃおばあさんが船に乗って島を離れていくシーンは,ここで撮影したそうです。

長くなりましたが,これで,これで,とうとう47島制覇です!

ついに来ました。

さーちーの野望達成まであと1島!!!!

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2007年7月24日 (火)

渡嘉敷島の魚達

渡嘉敷島(とかしきじま),行ってきました。

渡嘉敷は1年前にも行っているので,今日は島制覇とは関係なく,「さーちー水中写真館」の展示になります(ようやく水中カメラを使えるときが・・!)。渡嘉敷島さいこー!

今回も,阿波連ビーチでシュノーケル。前回と同様,手前は水が少し濁っていて透明度は低かったけど,沖のサンゴ林が広がっているところまで泳ぐと,透明度が上がりました

まずは,立派なさんご林からです(以下,写真をクリックすると適度の大きさになるものパソコンの画面いっぱいにでかくなるものがありますが,カメラの設定の関係です。なお,パソコンの画面いっぱいにでかくなるものについては,デカい画面の中央付近から右の方向へ画面の外に向かってドラッグするような動作をすると,画面が見やすい適度な大きさになります。)。 

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←立派な枝サンゴの群生です(スギノキミドリイシ?)。ミドリと白いサンゴがあります。

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見事に生きてます。(ちなみに,サンゴは,植物ではなく動物です。)浜からわずか数十メートルの場所でこれだけ生きてるのは珍しいと思います。

 

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いきなり大群に囲まれました。手前の尾が黄色い魚は,トゲチョウチョウウオです。図鑑では約20センチと言われていますが,ここのはデカイです。

 ここだけの話,浜ではおばあが餌付け用の魚肉ソーセージを売っていて,観光客が餌付けするから,栄養状態が良くて巨大化するんだという噂です。

 そっか,だから他のところと違って,魚がいっぱい寄ってくるのかも・・。

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コバンアジを引き連れて泳ぐさーちーです。 

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←今度は,チョウチョウウオを引き連れて泳ぐさーちー。(色が似ているからか?笑)

 

以下は,図鑑方式です。比較的良く撮れている写真を並べました。海の中の撮影は揺れるし,光は乱反射するしで大変なのだ。まずは,既に出てきたチョウチョウウオシリーズ

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トゲチョウチョウウオです。これがいっぱいいました。 

 

 

 

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ニセフウライチョウチョウウオです。フウライチョウチョウウオは体のシマシマが斜めなのですが,これはなのでニセなのだそうです。勝手にニセとか言われて,かわいそう。

  

             

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チョウハンです。間違い探しクイズでぱっと見せられたらチョウチョウウオと区別がつかない。

 

 

次は,クマノミシリーズ

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ハマクマノミの集団を見つけました。

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←これはクマノミの中のクマノミです。これは小さいけど,この海は栄養状態の良い巨大(!)なクマノミがたくさんいました。

以下は適当に並べます。

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←サンゴにとりついているようにみえる青い小さいつぶつぶデバスズメダイです。

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ハマフエフキです。沖縄名はタマン。沖縄ではポピュラーな食材で,ガーリックバター焼きにするとおいしいです。比較物がありませんが,50センチは超えています。

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ロクセンスズメダイです。

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モンガラカワハギです。上からの珍しいショット。その他に定番ムラサメモンガラもいました。

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←でかい魚なのでとりあえずパシャ。タマンぐらい大きな魚でした。調べたけれどなんだか良く分かりませんでした(いい加減でスミマセン・・。誰か教えて下さい。)。ブダイ科かベラ科の魚だと思います。

 

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サザナミヤッコ(だと思う。)。体の周辺と目が蛍光ブルーに水の中でも輝いていました。

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ハナアイゴ(だと思う。極めて頼りないさーちー調査。)

 

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セナスジベラです。(多分)

 

最後に,おまけで,前回渡嘉敷島に行ったときに撮り忘れた小学校シリーズです。

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今回は,2日で合計4時間くらい海の中にいました。ちかりたびーっです。これからもいろいろな種類の魚の写真をとっていきますので,よろしくです~。

 

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2007年7月22日 (日)

那覇にもっとも近い島【瀬長島】

実は気付いている人は気付いているかもしれないが,2か月以上も島巡りの記事をアップしていないさーちー。台風ネタ等で誤魔化していたんだけど・・・

でも,さーちーは別に大人しくお家にいたわけではありません。野望制覇とは既に直接関係ない旅行だったけれども,石垣島や,西表島なんぞをリピーター訪問して離島生活を満喫していました。

あと制覇までいよいよあと5島ということに迫っているのですが,なんとなく足踏み状態にあります。で,お茶を濁すわけではないが,行ってきました瀬長島

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←瀬長島は,那覇の南,那覇空港の南にある小さい島です。ぐるりと周囲道路を一周すると約1.5キロメートルだそうです。島までは,本島から橋が通っているので簡単にいけます。

天気も良くて,キレイですね。朝の瀬長島です。瀬長島は夕日が有名です。デートスポットとして那覇付近のカップルが多数押し寄せるそうですが,朝はほとんど誰もいませんでした(夜景もなかなかもものらしい。)。そもそも夜は人は住んでいないようです。島には,お店が数件あるほかは,ひたすらビーチです。

 

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←この島からは,那覇空港における飛行機の離着陸をみることができます。この写真の中央当たりのUFO(!)は,飛び立とうとする飛行機です。

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←そして,カメラマンさーちーのナイスショットです。飛行機のお腹が見えます。

ということでありまして,ラストスパート用に残しておいた簡単な島を1個使ってしまいました。

さーちーの野望達成まで,あと4島

さーちー,全離島制覇達成なるか!!乞うご期待!(でも,明日も2回目の渡嘉敷島なんだよなあ~)

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2007年5月20日 (日)

離島じゃないけど、実は島?【宮城島その他】

(すみません、まだGW企画の続きです~)。

5月4日朝。伊平屋島の前泊(まえどまり)港から、本島の運天港(うんてんこう)に戻ってきました。

Photo_182 ←前泊港。かなり立派でした。

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フェリーいへや号。伊是名よりちょっと遠い野で、運天港まで1時間20分かかります。

さて、運天港についたさーちー。この3日間で合計3つの島制覇を達成したことで満足することをせず、いきがけの駄賃として、さらに1島を制覇するべく宮城(みやぎ)島に行くことにしました~。

宮城島は、同名の島が「海中道路」の方にもありますが、今回行ったのは、本部港よりも北部、本島の西側にある大宜味村の宮城島です。

宮城島は、一応「島」認定はされているのですが、大きさは、わずか0.225Km、しかも、本島の小さな湾みたいなところの間に、ちょうど両側の対岸の間の飛び石のような形で存在しています。しかも、その両側から宮城島を通って一直線に国道58号線が渡されているため、58号線を北上していると、いつのまにかに宮城島に入り、100メートルくらい走るとまた本島に戻ることになります。

毎日通っている人も、独立した島だということに気が付かないんじゃないかと思ってしまう、マイナー(?)な島です。

でも、人口は147人もいるらしい。面積0.225キロ平方メートルの場所に人口147人って、とっても人口密度が高い小さな島です。

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←本島と宮城島をつなぐ塩谷大橋

↓国道58号線

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Photo_184 ←宮城島の集落

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←何故か、伊平屋島に引き続き、この島にも6時30分の起床を勧める看板が・・・。沖縄での標語なのか?!追いつめられるさーちー。

というわけで、宮城島制覇ですが、ついでに立ち寄った、有名そば屋を御紹介

前田食堂さんです。

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そこで出てきたそばがこれ

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←その名も「牛そば」です。牛肉もやし炒めが大量に乗っていて、なかなか「そば」までたどりつけません。味はガーリックバターと胡椒で味付けされています。他の沖縄そば屋とは一味違います。店は並ぶ人も出るほどの人気振りでした。

さらにおまけ

さーちーは、宮城島制覇後も、さらに、北上を続けました。果たして、そのココロは?

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これが「第18回奧ヤンバル鯉のぼり祭り」です(ようやくGW特別企画らしい情報が。)!ご覧のとおり、大量の鯉のぼり(500匹くらいいるらしい)が、沖縄の一番北端の山の中を、たくさん気持ちよさそうに泳いでいます~。

さらに、屋台が出て、沢山の人出があり、非常な盛り上がりでした。何もないヤンバル路に、山の角を曲がると、いきなりこの盛り上がりが出現してびっくりです。川にも鯉がいるらしいのですが、子供達はじゃぶじゃぶと鯉を追いかけ回していました。

以上で、今回のさーちーの長旅はようやく終わりました。

結局、この3日間で合計4島制覇。

さーちーの野望達成まであと5島と迫ってきましたよ~!

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2007年5月11日 (金)

GW特別企画第2弾 【伊平屋島・野甫島】(水中写真デビュー!)

GW企画のはずだったのに、もう1週間が経過してしまいましたo..rz

というわけで、遅ればせながらの続きです!

伊是名島に続き、2日目は、船をチャーターして、伊是名のさらに北方に離れて浮かぶ、住所だけは同じ「村」になっている「伊平屋(いへや)島・野甫(のほ)島」(←この2つは橋でつながっている)の方に入りました~。

Photo_152 ←「宝の島」さんに船をだしてと言ったら、5000円(人数にかかわらず一律)で手配してくれました(当日お願いしても大丈夫でした。)。伊是名と伊平屋の間は船で10分くらいですが、定期便はありません。(あとは、いったん、運天港に戻ってまた来るしかない。)。今日は、絶好の天気です。

Photo_153 ←チャーター船は、運天港からの船が到着する仲田港とは別の、島の北の内花(うちはな)港から出ます。

Photo_154 ←そして、チャーター船は野甫港に着きます。ちなみに、めっちゃめちゃ海が綺麗でした(って、どの島もそうなんだけど、毎回感動です。)。野甫港は野甫島にあります。野甫島は伊平屋島の南にあります。

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←そして、野甫島と伊平屋島は野甫大橋でつながっています

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←野甫港には、島唄の影響か、沖縄の代名詞ともなっているあの花咲き乱れていました。

そう、「デイゴーの花が咲き、風を呼び嵐が来た~♪」のあのデイゴの樹とデイゴの花のアップです。デイゴは伊是名でも豪快に咲いていました。「デイゴが咲く年は台風」という噂が本当であれば(島唄の歌詞もそこから来ているのですかね)、今年は台風吹きまくりです。ピーンチ!

Photo_159 ←野甫小学校です。野甫島は人口110人余り。面積1キロ平米足らずの小さな島ですが、ちゃんと小学校があります。

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←今回泊まる「松金ホテル」さん。このホテルもとても綺麗でした。

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←さーちーとサーチー号です。当日レンタカー屋に電話したら、全て貸し出し中とのこと。がーん。いくら沖縄とはいえ、GWの人出をなめすぎた。今日の本島から、伊平屋行きのフェリーは乗船者が多くて、結局、乗れない人もいたとのこと。あんなに大きなフェリーなのに!!ホテルのお姉さんに相談したら、半日3000円でホテルの車を貸してくれました。ラッキーです。

Photo_162 ←早速やってきました米崎海岸。伊平屋島自慢のシュノーケルポイントです。ガイドブックにとってもとっても綺麗なビーチと書いてありましたし、ネット上も最上の評判でした。

 天気が良くて噂どおりに綺麗なビーチではあったのですが、全く人がいない。全員乗り切れなかったくらいたくさん船に乗っていた人達は、一体どこへ??GWなのにどうしちゃったの状態です。しかも、これだけ有名なビーチで、連休どまんなかなのに、ビーチには売店1つ、看板1つありません。これも離島のおそるべきところ。

さーちーは、今回は、満を持してシュノーケリングセットを持参してきました。一年ぶりのシュノーケリングセット出動ですが、劣化してませんでした。今年も潜るぞう

そして、今回は、とうとうシュノーケラーさーちーの海中カメラデビューです!

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じゃじゃーん、今回のベストショットです。

米崎海岸の「ハマクマノミ」親子(?)イソギンチャクくんです。

ちなみに、白い線が一本なのがこの「ハマクマノミ」。白い線が2本でちょっと黄色っぽいのが「クマノミ」。三本線が「カクレクマノミ」です。結構、水中で写真撮るのは、ゆらゆらするし距離感が分からないので難しい(光の加減も難しい)。

Photo_164 ←黒いのはなまこです。これがいっぱい落ちてました。踏みそうになるので、注意!

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ルリスズメダイ

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←真ん中当たりに見えるのが、「ベラ」という魚の仲間です。

潮の流れが早いのと、レンタカーの返却時間が夕方に迫っていることもあったので、これ以上の写真撮影はあきらめて、引き上げました。これからのさーちーブログでは、もっともっと、魚の写真載せていきますのでよろしく。

Photo_168 ←伊平屋島の中心にある我喜屋(がきや)の集落の田園。白鷺がいます。この島も、沖縄には珍しくお米作ってます。

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←伊平屋の集落。伊是名の集落と基本的には同じで、平らな石を積み上げた石垣と、フクギの並木が爽やかです。

Photo_178 ←伊是名島の尚円王像と肩を並べる伊平屋島の名所は、この「念頭平松(ねんとうひらまつ)」。  樹齢200年以上県の天然記念物日本の木100選にも選ばれているという堂々たる名木です。琉球松ですが、確かに巨大盆栽のように形が調っていて、枝が長くて美しいです。

Photo_169←というわけで、伊平屋島は、マンホールも平松

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←伊平屋島のほぼ中央にある腰岳展望台から見下ろした集落。田んぼが見えるのが特徴ですね。内地の風景に似てる?

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←松金ホテルから徒歩5分くらいのところにある伊平屋酒造所。ここで出している「照島」(伊平屋島の別名は「てるしの島」)は素朴な味わいの泡盛です。

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←伊平屋島の北端、絶景、クマヤ海岸。左に見えるのがクバ山(クバという植物が密生しています。)。伊平屋島の北は、沖縄本島よりも北に位置し、沖縄最北の島の最北端です。天気がいいときは鹿児島の島が見えるそうです。

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←クバ山の頂上にある沖縄最北端の灯台です。一応さーちーは、これで沖縄の東西南北制覇です(北大東、与那国、波照間ですね)。

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←伊平屋でも、もちろん忘れちゃいけない定番(しつこい?)。これが島に一つの小学校です。

Photo_196←お寝坊サーチーの戒めとして、道ばたのお説教を思わずパシャ。

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夕暮れになずむ集落。さーちーは夕食後、集落を散歩して泡盛「照島」と水とポテチを買って、毎度のことながら、島で、島のお酒を飲みながら、眠りについたのでした。

というわけで、またまた2島制覇です!(最近ペースがあがってきたぞ)

さーちーの野望達成まで、あと6島!

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2007年5月 6日 (日)

GW特別企画その1【伊是名島】

5月2日から休みをとりました。さーちーの離島制覇の旅は続きます。といっても、GWはなかなか飛行機がとれないこともあるので、船で行ける離島を選んで行ってきました~。

というわけで、今回は、沖縄本島の北西側に浮かぶ「伊是名(いぜな)島」です!

伊是名島の有名ポイントは、なんといっても、「尚円王」という琉球王朝の第2尚氏の始祖の出身地であるということです。以下のとおり、島全体、あちこちで「尚円王」の影響がでてきます。

まず、伊是名島への旅は、本島の北部にある名護(なご)の運天港からの船で行きます。

Photo_127Photo_128運天港です。超ど田舎にあるというのに(公共交通機関ゼロ!)、港自体には駐車場スペースがなく、民間が1日800円で駐車場を経営しています。船乗りベテランのさーちーも、こんな港は見たことありません。ちょっと問題なのでは・・・。でも、フェリーで車を島に持っていくと、片道5130円なので、さーちーも駐車場に置いていかざるを得ません(人間は、片道1760円)。

Photo_129 ←これが伊是名への船「ニューいぜな」です。離島へ行く船にたくさん乗ってきたさーちーですが、この船の内装は最高クラス。この距離にしては、大きい船で、ほとんど揺れません。所要時間は55分

←あ、ほら、もちろんこの船にも、早速、尚円王の絵が描いてあります。

 

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←伊是名島の仲田港です。港の食堂では冬のソナタの音楽がかかってました。ちなみに、今日の気温は27度。何故に沖縄と韓国ドラマのコラボ?

Photo_132 ←港のすぐそばにあるレンタカー屋に飛び込んで1日借りました。さーちー号です。1日3500円です。安い。

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伊是名の集落です。ごらんのとおり石垣とフクギの島です。石垣の石が、石垣島の石垣と違って、少し平べったい感じなのが特徴的か。ちなみに、伊是名島は「仲田」「伊是名」「諸見」「勢理客(せりきゃく)」「内花(うちはな)」の5つの集落からなります。

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←島で唯一の伊是名酒造所。たくさん試飲させてくれた上に、工場内を案内してくれました。伊是名は、米所としても有名ですが、泡盛の材料は、やっぱりタイ米だそうです。親方さんは、親切でいい人で、すごく丁寧に説明して下さいました。ここは、「常盤」「伊是名島」「金丸」という名前の泡盛を出していますが(本島でもあまり見ない・・)、お世辞抜きに美味しい!です。泡盛の造詣が深いさーちーが言っているのだから間違いありません。

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←さて、これが島一番の美しさを誇る伊是名ビーチ。モクマオウの林に囲まれたきれいなビーチです。この時期はキャンプしている人が多数いました。

Photo_198 海がどれくらいキレイって、これぐらいキレイですっ。

 さーちーは、もちろん、沖縄の海定番の島ぞうりです。

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←さてさて、島散策を続けます。まずは、さーちーの最近の定番?の郵便局シリーズ。伊是名郵便局。小学校の前にあります。

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←さーちー永久定番?の小学校シリーズ。伊是名小学校。小学校は島に一つです。沖縄の島的には人口1800人に小学校1つは少ない方かと思われます。

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銘苅殿内(メカルドゥンチ)。尚円王の叔父の家。国の重要文化財です。

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←メカルドゥンチ内に咲いていた赤いテッポウユリです。テッポウユリは今、シーズンで、伊江島は白いテッポウユリで有名ですが、伊是名には、赤いテッポウユリがいろんな所に咲いています。

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二見ケ浦海岸です(チヂン山展望台からの眺め)。日本の渚100景に入っているとか!

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←そして、二見ケ浦海岸にある「海ギタラ」と「陸ギタラ」。ギタラとは「切り立つ断崖」という意味だそう。

奧の、海の中から出ている岩が海ギタラ手前の岩が陸ギタラ

 ↑ギタラ展望台の裏にある、山のてっぺんにあるアハラ御獄(アハラウタキ)からの眺めです。アハラ御獄に行く道はかなり探さないと見つかりませんが(こんなに絶景なのに、道に表示もない・・)、行く価値アリです。

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←ところ変わって、こちらは尚円王御庭公園。小さい島なのに、公園もとてもキレイに手入れされていて、びっくりです。

もちろん、指を差している像が尚円王です。伊是名島出身のもう1人の有名人、木版画家のナカ・ボクネン氏の作です。尚円王は、自分がこれから制覇する沖縄本島の方向を指しています

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←尚円王像の近くにある、尚円王生誕の場所です。この島にいる時には、尚円王の名前は「北の松金」(「北」と書いて「ニシ」、「松金」と書いて「マツガニ」と読む。って、読めない~(笑))という名前でした。働き者で、沖縄制覇をしただけではなく、島一番の美男子だったそうな。

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尚円王ゆかりの名所はまだ続きます。こちらは、「逆田(サカタ)」という名称の尚円王ゆかりのタンボです。昔、尚円王(松金)の田が上の方にあったのだけれども、他の田が枯れていても、いつも松金の田にだけ水があったそうな。下から上に水が流れているのではないかというところから、逆田の名がついたそうです。確かに、ここはどこからか、どんどん水が湧き出ていました。

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←島にはちゃんと飛行場もあります!伊是名場外離着陸場。伊是名島には那覇からの飛行機(エアードルフィン)が飛んでいますが、ごらんのとおりの待合い室も何もない空港?です。ただ、いつも飛んでいるわけではなく、乗る人がいる時に飛行機が出るようです。

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←これが宿泊したホテル「宝の島」さん伊是名ビーチのど真ん前のベストロケーションにあって、中がきれいでした。一泊1人6000円。おかみさんが、好きな部屋を選ばせてくれたので、大きな部屋に泊まることができました。海側の部屋と、山側の部屋があります。

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←今日を締めくくる、伊是名ビーチの夕日です。

島の酒は島で飲むことにしているさーちーは、伊是名酒造所から購入した「常盤」を飲みながら、眠りについたのでした。伊是名島の夜は本島より冷えるような気がして、涼しい風が爽やかでした。

 というわけで、今日もまた1島制覇!明日も、明後日もどんどん行きます。

 さーちーの野望達成まであと8島!

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2007年2月18日 (日)

大晦日の津堅島【キャロット・アイランド】

こんにちは。毎度さーちーです。せっせと島巡りをしております。こんどは沖縄中部の東の島「津堅島」に行ってきました。またまた近場ですいません。

津堅島はにんじんの島で、「キャロットアイランド」の異名を持ちます。大きさは1.7平方キロメートルと小さく、人口も300人強。島の大半がにんじん畑です。

その名のとおり、にんじん尽くしの島でした~。

まずは、さーちーの住居から車で30分強で、与勝半島の平敷屋漁港に到着。

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←高速艇「くがに3」(どういう意味?)に乗船。約15分で津堅島に到着

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←津堅島の港。

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マンホールまでにんじん君

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←島の南側にある部落の町並みです。

ところで、うかつにも、今日は、旧正月の前日

すなわち沖縄的には、今日は大晦日!!というわけで、島の食堂はお休み(はたまたイギリスのクリスマス当日か、イタリアの夏期期間か、というくらい道には人がいないし、店も閉まっている。)。島に観光客はさーちーだけという雰囲気。帰省客がいっぱい船に乗ってました。お腹が減ったさーちーは、唯一空いていた「アサトストア」で寂しく買ったスナック菓子を食べたのでした・・。

気を取り直して、「大晦日に何やってんだ?」という島人の視線にもめげずに、探検開始です。

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津堅小中学校。津堅幼稚園まで同じ敷地にありました。小学校に詳しいさーちーも認めるなかなか立派な学校でした。

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←島を北上すると部落が終わり、おおおっ。

待望の、一面ににんじん畑が始まります。にんじんの収穫期は1月から4月。今、まさに収穫期なわけです。

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←ただし、にんじん以外も栽培している場所を発見したさーちー。

Photo_416トマイ浜。島の東側にあるきれいな浜です。砂の上に残っている、ずっと続いている唯一の足跡はさーちーのものです。

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←島の東の遊歩道。ガイドブックにオススメと書いてあったので行きましたが、中にはいるとジャングル状態でした。折りしも、今日は4月下旬と同じという陽気。汗をかきかきの突破です。

Photo_419にんじんのベンチです~。ずいぶん大きなうさぎさんが、食べれそうです(笑)。ちなみに、にんじんの塔(ニンジン型展望台)もあったらしいのですが、見落としてしまいました・・。

Photo_420 ←で、これが港のターミナルで売っていたにんじん20本入っていて500円。もっと少しだけ売ってくれないかともちかけたが断られて、結局1袋買いました。う~、すごい量です。(でも新聞で包んで、冷蔵庫に入れておくと半年持つといわれて、信じてしまいました。)。しかも1本1本がずっしり太くて、立派。お得はお得です。

売店のおばさんに、にんじんジュースにすると砂糖を入れたのかと思うくらい甘いよと言われました。とりあえず、帰ってからスティックにして食べましたが、にんじんくささがなくて、歯ごたえが良くて、確かに美味しい(^^)。

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←帰りのフェリー。皆さん旧正月といういうことで、次々と津堅島に帰ってきました。かなり満杯です。

Photo_422 ←ナゼか津堅島へ帰省してくる人は、来る人来る人、次々と箱に入った米を手にしています。「こしひかり」と「あきたこまち」が人気みたいで、その箱を一人2箱くらい持ってきていました。後で、うちなんちゅの子に聞いたら、これはお正月に配る「お歳暮」(なぜお正月にお歳暮・・)なんだそう。内地ではビール券とかハムの詰め合わせとかだけど、こっちではお米が人気なんだって~。

5時15分発のフェリーに乗って、5時50分くらいには帰港しました(行きは高速挺ですが、帰りはフェリーなので30分かかります。値段は約100円安い)。

何はともあれ、またまた1島制覇で、これで何と37島目

さーちーの野望達成まであと11島!

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2007年2月11日 (日)

平安座島・宮城島・伊計島・浜比嘉島

最近、さーちーが本来の任務である「沖縄離島巡り」をさぼっているのではないかとの噂がしきりであったことから、天気もいいし、この連休に

緊急出動っ

で行って参りました平安座島、宮城島、伊計島、浜比嘉島

本島の中部の東側のしましまです。

とはいっても、4つとも、本島から順次連なって橋が架かっているため、離島というにはあまりにも恥ずかしい・・・しかもさーちーの住んでいるところから極近(車で18分。だから、本当はラストスパートにとっておきたかったのだが・・・)。

でも、近くても島は島です。さーちーもこれで忙しいのでなかなか飛行機で行く離島にはいけないんだよ。

では、れっつごー!♪

1 平安座島

まず車で通る最初の島は、ヘンザジマと呼びます。うるま市の与勝半島から、「海中道路」という長い橋(名称にかかわらず、別に海の「中」を通っているわけではない。昔は、潮が満ちると沈む道が通っていたのでネーミングされたそうですが、今は整備されて海の「上」の道が通っています。)を通って行けます。橋の長さは4.75キロメートル。絶好のドライブスポットです。

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「海の駅あやはし館」。海中道路の真ん中(海の真ん中)にあるドライブインのようなところ

Photo_380 ←海の駅では沢山の人がウインドサーフィンしてました(レース開催中。メッカです。)。風が強くて凄いスピード。

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←平安座島は、実は島のほとんどが石油タンクです。沖縄県唯一の石油貯蔵基地。その名も沖縄石油基地株式会社が管理してます。すごいタンクの数です。

Photo_384平安座小中学校(さーちーブログ恒例の学校シリーズ)。実は、この木は樹齢250年の樹で「シヌグモーのクワディーサー」と呼ばれる名木。枝に葉が残るうちはまだ寒があるといわれているそうで、もう葉がほとんどないところをみると、やはり寒は終わりかな?

2 宮城島

平安座島を通り過ぎると、いつのまにか小さな橋を渡って宮城島(みやぎじま)に突入します。

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←宮城島はサトウキビ畑と緑の島。ぼこぼこの細い道を下っていくと、超穴場の綺麗な浜辺を発見。奧の浜です。

こんなにキレイな浜なのに、標識1つ、看板1つなくて異様にみつけにくい・・。でも、伊計島の浜と違って、無料です(ちなみに、伊計島は、管理ビーチとか言って、1人500円も取られる!!怒りさーちー)

Photo_388さとうきびは今が刈り入れシーズン(12月~2月が刈り入れ時です)。島のあちこちで、おじい・おばあによる収穫風景が見られました。 

 

3 伊計島

宮城島をさらにずんずん奧に進むと、やはり橋を渡って、4つの中でいちばん小さい伊計島(いけいじま)に着きます。夏は伊計島ビーチが有名(しかし前述のとおり有料なので、入らず仕舞いでした。)。

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←小さいけど、集落は栄えています。道が細くて一方通行が多いので迷ってしまいました。

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←定番の小学校だよ。きれいな建物でした。 

 

 

4 浜比嘉島

Photo_392 ←浜比嘉大橋。4つのうち、最後の浜比嘉島(はまひがじま)へは、一度最初の島である平安座島に戻り、そこから分岐して、浜比嘉大橋を渡って行きます。この島は、「聖なる島」で、2人の男女の神様、「アマミチュー」と「シルミチュー」が祀られてます。

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Photo_395 ←これがアマミチューの墓です。琉球の開祖であるアマミキヨの墓だそうです。浜比嘉島から、さらに数メートル離れた洞窟だらけの小島にあります(今は歩いて渡れる)。琉球の神々が宿っている神聖な場所で、ここで祭事が行われます。

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←一方、こちらは、同じ浜比嘉島の中にあるシルミチュー霊場。浜比嘉島の南の森の中にあります。琉球の始祖アマミキヨ(女)とシネリキヨ(男)が居住したといわれる場所で、洞窟の中の陰石を拝むと子宝に恵まれるそうです。

5 おまけ

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←夕暮れの海中道路

さてさて、夕方になったので、海中道路の入り口にある有名なタコライス屋、その名も「キングタコス」でタコス買ってから帰りました。地元の人にも有名で、さーちーが買うそばから、次々とテイクアウトしている人がやってきてました。

 ところで、タコスは、「蛸」と関係あると思っているそこのナイチャー(内地人)のアナタ!蛸とはまったく関係ありません!アメリカ(メキシコ?)経由のオキナワン・フードの一つで、メキシカン・タコスの中身をライスの上に置いたもの。すなわち、辛い挽肉とチーズとレタスの千切りをご飯の上に置いたものなのです。沖縄に来たら、一度お試しあれ。 

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←美味しいのですが、このボリュームを見よ!(しかも雑・・入れ物からはみだしている・・)。ちなみにコレ、「タコライスチーズ野菜」のお値段は600円でした~。

 何はともあれ、これでさらに4島制覇。

 さーちーの野望達成まで、あと12島!!

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2006年12月20日 (水)

神様の島でイラブー体験!【久高島・奧武島】

沖縄も寒くなってきました。昨日からなんと、朝、布団の中が恋しい!(とはいっても、家の中では短パンTシャツのさーちーである。)
沖縄のシマシマ巡りの醍醐味はなんといっても、夏!
・・・なので、どちらかというと今は島巡りのオフシーズンなのですが、努力家さーちーとしては、この日曜日にもコツコツと島制覇に出かけました(といっても、お手軽な近所の島です。)。

今回の目的は、「神の島」として沖縄本島で崇められている「久高島(くだかじま)」。かつては歴代琉球王も訪れ、今でも頻繁に神聖な祭祀が行われているそうです。

車で出発し、本島の南東に浮かぶ久高島を目指したのですが、船のフェリーの時間(フェリーと高速船がそれぞれ1日3往復してます。)まで間があるということで、まず奧武島(「おうじま」と読む。そう、あの久米島に隣接する奧武島と同名ですね~。)に行ってきました。場所は、ほぼ沖縄本島の真南です。

めちゃ小さい島です。データによると0.18キロ平方メートル。しかも、100メートルくらいの橋を渡って車で行けます。本当に、フツーに本島の一部みたいです。

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家はいっぱい建っていて、人は沢山住んでいます(データによると899人。東京並の凄い人口密度だ。)。3分くらいでぐるっと回りました。

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一応車を降りて上陸すると、これで安易にまたまた野望達成です(ウフフ。悪さーちー)。てんぷらが有名だとガイドブックに書いてあったので、おやつに天ぷら買って食べました。(漁港というほど大きくないけど、船の発着場所があり、漁業の成果が陸揚げされてます。魚屋さんも新鮮な魚の塊(!)を売っていました。)

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揚げたてでうまいっです。お客も沢山いました。この大きさで、さかなの天ぷら1個45円で売ってました。安いです。

 奧武島を早々に切り上げると、いよいよ本番の「久高島(くだかじま)」へ!

 玄関口は、本島の南東側の「安座真港(あざまこう)」です。ちなみに、安座真港は、最近の雑誌のアンケートでうちなんちゅの人気ビーチのナンバーワンに輝いていた「あざまサンサンビーチ」のすぐ隣にあります。Photo_282

船に乗る時間は20分ですが、かなり海が荒れていて、高速船は出航とりやめになっているくらいだったので、30分くらい船に乗りました。かなりローリングしていましたが、さーちーはもう昔の船酔いさーちーではない!

お魚さーちーになることもなく、へいちゃらで船を降りました。船には結構人が乗っていましたよ。

島でのオススメ観光方法は、レンタサイクルです(というか、その他の選択肢は、歩く、ランニングする、などなど。笑)。1時間300円。久高島も面積は1.37キロ平方メートルの大きさの島(ただし、Iの字型に細長いので、縦は3キロくらいある。)で、平らなので、自転車で島一周するのが丁度良いです。Photo_283 Photo_284

これが集落です。お店とかは見かけませんでしたが、集落の民家のたたずまいは、本島のような集落のような感じでした(なんといっても、島とはいえ、本島と一体となった「南城市」の一部なのです。)。

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島巡りの写真の定番(笑)。島で唯一の小中学校。島で唯一の診療所。ちなみに、小中学校が作ったゴミ捨て防止のポスターがたくさん島にありました。

Photo_287 ここが、久高島が、「神の島」と呼ばれいる所以です。なんといっても、琉球の祖神であるアマミキヨが初めて降り立った場所です
カベールという場所で、島の最北端に位置しています。当日は、凄い風でした。ということは、アマミキヨは風に吹かれてやってきたんでしょうか~。

ちなみに、久高島は、神の島だからか、島民は、個人で土地を持っておらず、すべての土地が総有なんだそう。こうして、長年よそ者が入らない体制を保っているそうです。

Photo_288 集落以外のところは、こんな感じです。珍しくさとうきびは植えられていません。やはりこのビュービューの風を防ぐためか、防風林のフクギの木がたくさん植えられていました。

Photo_289 これは大里家。ガイドブックによればこの島の原始集落生活の始まりの場所だそうです。ここの美人の娘さんと恋に落ちて島に居続けてしまい、留守中にクーデターを起こされて王座を奪われた琉球王もいるそうな。(浦島太郎と竜宮城みたいですね~。)

Photo_290 Photo_291 これは久高御殿庭と外間殿(ほかまでん)。どちらも祭場です。久高島は神の島なので、年中、祭祀が行われています(年間20個あるとか)。当日は何も儀式はなかったようで、周囲に人はみかけませんでした。沖縄の祭場はシンプルなのものが多いですね。

Photo_292 これは「いしき浜」。見た目は普通の沖縄の浜辺ですが、ニライカナイ(海の向こうの豊穣の国)へのお通しの場ということで、聖域なので泳いだりしたらいけないそうです。(もちろん、寒くて泳ぐような雰囲気はみじんもありませんでしたけど)。

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Photo_294 そして・・・デケデケデケ・・

Photo_295 今回の驚き体験は、これです!

 これは、島の食事処「とくじん」さんでさーちーが食べたイラブー汁。イラブーはウミヘビのこと。

見た目はやっぱりイヤ~(笑)。

でも、イラブーは久高島のほぼ唯一の名産品で、薫製とかも売ってました。めちゃくちゃ高級料理です(100g3000円とか)。滋養強壮や美容にいいらしいということで、さーちーも思い切ってチャレンジしましたよ。このイラブー汁は、10センチ弱の切り身が一つ入っていて、1500円です。
  で、イラブーの味はどうかというと、みかけは、うろこなども見えてなかなかいい雰囲気を出してはいますが(皮はゴムっぽく弾力があって食べにくい。)、味はかつおぶし(よく乾燥してスモークしたもの。)みたいな感じで、特にびっくりするような味はしません。イラブー汁というのはイラブーからダシをとった汁と考えてもらえば良いです(味はかつおだしの味がします。)。イラブー汁の具は、主にてびちでした。

  何はともあれ、今回も2つ制覇で、合計32島です。

   さーちーの野望達成まで、あと16島!

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2006年10月19日 (木)

もう一つの水納島【シマシマ巡り本番編】 

はいはい、お待たせしました~(←だから待っていないっつーの)。
ココログのメンテナンス中ですっかりアップが遅れてしまいましたが、土曜日に、さーちーの野望達成にまたまた一歩近づきました!

久しぶりの「しましまめぐり」(このブログの本来の目標を最近忘れてました。笑)、今回は、題して、「もう一つの水納(ミンナ)島」です~。

沖縄に水納島は二つあります。さーちーは既に宮古島の近くにある「水納島」には行っているので(奇跡的な島巡りの状況については宮古島編を参照)、今回は本島の北部、ちゅら海水族館近くの本部町から、高速艇で15分のところにある水納島に行きました(ちなみに、宮古島の水納島に住んでいる宮国さんは、ときどき本島の水納島と間違えた観光客からの電話がかかってくるとおっしゃっていました。)。
 先に結論言っといちゃいますが(笑)、はっきり言って、

  超よかったです!

 天気はやや快晴Photo_181

さーちーの住居から車で高速に乗り北方面へ。許田インターで降りて、名護を経由して本部町の渡久地港に行き、そこで車を止めて、高速艇に乗り込みます。10月も半ばだというのに、浮き輪を持って乗り込む海水浴目当ての人がいっぱいいました。

Photo_182 10月以降は高速艇は一日3往復ですが、夏休み期間中は1日12往復もするほど、海水浴場として名高い島です。
 

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高速艇に乗ってやや揺れで15分経つと、到着しました~。Photo_183

Photo_185  島は、全体的にクロワッサンの形をしているので(←ホラ、ね!)、「クロワッサンアイランド」とも呼ばれています。港とビーチは、クロワッサンの外側にあります。

さてさて、この島には50人くらいの人が住んでいます。
Photo_192 Photo_188 

集落はこんな感じです。基本的に舗装された道路とかは島の入り口の部分だけにしかありません。道の両側にはサトウキビ風の雑草が生い茂っています。

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←でも、巨大バッタが大量に舞い飛んでいました(ちなみに、さーちーはバッタがあまり得意ではなくて、あまりの大きさに泣きそうでした。写真右端。この大きさ、あり得なくないですか~?(涙))。

小さな島なので、歩いてすぐにクロワッサンの外側にある港から内側の海まで到達します。 Photo_189

島探検家さーちーとしては、もちろんクロワッサンの内側の部分にもいってみましたが、浅瀬が続いてて、海水浴している人もいませんでした。

さてさて、とりあえず島をひととおり散策して制覇?した後、やはり、ビーチでのんびりしてきました(^^)。高速艇が到着する港(クロワッサンの外側)の横にブイで囲まれた海水浴場のスペースがあって、みんなそこで、チャポチャポしています。海水浴客も結構たくさんいましたが(なぜか女の子のグループが多い!でも内地と違って、ナンパのメッカとなっている気配はありませんでした~。)、とはいっても、10月半ばで人が少なかったので、準プライベートビーチ状態で大変快適でした。
 そして、海は

  とってもとっても綺麗

でした。以下その実力を見て下さい。
Photo_190 Photo_191

 まさに涙そうそうの映画(まだマイブーム継続中)に出てくるような、そんな浜でした。結局、快晴になってしまって、でも風は爽やかで、さーちーとってもご機嫌です。
 水温は真夏に比べれば低いのだろうけれど、何ら問題なく全然あったかでした。沖縄の海おそるべしです。10月の海水浴は全然大丈夫ですね~(最高気温はまだ29度くらいです。)。
 海の中はというと、これまでさーちーの潜ってきたビーチとは、魚達がひと味違いました!というのも、熱帯魚系のカラフルなお魚よりも、美味しそうな(?笑)、銀色系のお魚(しかも大きい)が多いのです。

 まず、海面のすぐ下の層のところにアオヤガラ(だと思う。口が針のように細長くて、体も長細い)の大集団がいました。あと、大きなハマフエフキ(沖縄名タマン)?と思われる魚が何匹もいました(水中視力で1メートルくらいの長さ!おいしそー)。残念ながら、さーちーまだ水中カメラが取り寄せ中で写真がないので、ネット上の写真をご参照下さい~。

なにはともあれ、これで25島目も制覇!
 全島制覇まであと23島、がんばるぞー!

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